世界の先史について① -人類の誕生と進化・旧石器時代-
世界の先史について、人類の部分を考えてみます
・人類の進化について
・人類が誕生してから、文字を作って歴史を記録するようになるまでに、かなりの年月がかかったと言われている
※そこに至るまでに、人類史の99パーセント以上を占めていると言われている
=この時代を先史時代という
・人類は、猿人→原人→旧人→新人の順番に進化していった
※直立二足歩行を特徴とする人類が誕生したのは今から約500万年前のアフリカだった
→人類のそれぞれの歴史的な様子について
・最初に登場した人類を猿人という
→猿人には、アウストラロピテクスやホモ=ハビリスなどが当てはまると言われている
※猿人の中には、簡単な打製石器という石器を使うものがいた
・猿人の次に登場したのが、約180万年前に出てきた原人だった
→原人には、ジャワ原人や北京原人などが当てはまると言われている
※原人は、改良された打製石器(ハンドアックスなど)、火、言語を使って、狩猟や採集の生活を送った
=原人は、氷河期の厳しい環境を生き抜いて、アフリカから、ヨーロッパ、東アジア、南アジアにまで
広がっていった
・原人の次に登場したのが、約20万年前に出てきた旧人だった
→旧人には、ヨーロッパに生息していたネアンデルタール人などが当てはまると言われている
※旧人の特徴として、以下のようなことが挙げられる
・旧人は、現代の人類と変わらない程度の脳の容積を持っていた
・死者を埋葬するなどのような、精神的な文化を発達させた
・旧人はヨーロッパから西アジアにかけて住んだ
・旧人は剥片石器という石器を使って、氷河期に適応した生活を送っていた
・旧人の次に登場したのが、約4万年前に出てきた新人だった
→新人には、ヨーロッパのクロマニョン人や中国の周口店上洞人などが当てはまると言われている
※新人の登場は、最近はアフリカが起源であるという説が有力になっている
※新人の特徴として、以下のようなことが挙げられる
・新人は、現代の私たちと同じ現生人類に属する
・新人は剥片石器を作る技術をさらに進歩させた
・骨や角で作った骨角器というものを使って生活をより豊かなものにしていた
・素晴らしい洞穴絵画を残した
※洞穴絵画の代表的なものに、スペインのアルタミラ、フランスのラスコーなどがある
・新人は、アメリカ大陸を含むほぼ全世界に住むようになっていった
=以上のようにして、人類が打製石器を使って狩猟や採集の生活を送っていた時代を、旧石器時代という
ポイント
・人類の歴史についておさえる
→人類のスタートはアフリカ
・旧石器時代の流れをおさえる
このあたりが今回のポイントです