第一次世界大戦後の東南アジアでの民族運動について
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第一次世界大戦後の東南アジアでの民族運動について、
インドネシア、インドシナ、フィリピンについて考えてみます
・第一次世界大戦後の東南アジアでの民族運動について
※第一次世界大戦後に、民族運動が東南アジアでも再び広がっていった
・インドネシアについて
・インドネシアでは、1920年にインドネシア共産党が結成されて
独立をとなえるということが起きた
※民族運動が厳しい弾圧によってほぼ壊滅した後は、
オランダから帰国した留学生が指導権を握った
・1927年にスカルノという人を党首とする国民党が結成された
※この時に、団結して独立を目指す運動が盛り上がってきた
=そして、1928年にはインドネシアという統一された民族や言語を
目指すことが宣言された
→しかし、1929年の終わりに指導者が逮捕され、運動が停滞してしまった
・インドシナについて
※インドシナは、フランスに支配されていた
・1925年に、ホー=チ=ミンという人が、ベトナム青年革命同志会を結成した
→この団体を母体にして、1930年にインドシナ共産党が成立した
・インドシナ共産党は、徹底的な弾圧を受けつつも、農村ソヴィエト政権を樹立するなどの
農民運動を行った
※ミャンマーでは、1920年代から民族運動が始まった
→この時に、僧侶による啓蒙運動や、タキン党と呼ばれる急進的な民族主義者が出てきた
・フィリピンについて
※フィリピンは、アメリカが統治していた
・1907年に議会が開設された
→この議会で、立法や行政については、フィリピン人への権限の委譲が進められた
・経済面では、フィリピンはアメリカに大きく依存した商品作物生産を行っていた
→そのため、貧乏になった農民たちは反乱を繰り返した
=その結果、1934年にフィリピン独立法という法律が誕生した
=次の年に、独立準備政府が誕生した
→上のような各国の状況のもとで、アジア地域は、1941年の終わりから
太平洋戦争に突入した
※太平洋戦争では、多くが日本軍の攻撃を受けることになった
ポイント
・第一次世界大戦後の東南アジアでの民族運動についての概要とその後についておさえる
・インドネシアについておさえる
・インドシナとミャンマーについておさえる
・フィリピンについておさえる
このあたりが今回のポイントです