江戸時代の寺社と宗教について

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投稿者:       投稿日時:2013/10/24 06:12      
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江戸時代の寺社と宗教について考えてみます

 

 

・当時の寺社について

 

 

 ・皇子や摂家の子弟などが、仏教諸宗の本山だった門跡寺院という寺に入る

  という出来事が起きた

  →徳川幕府は、この動きを見て、門跡も朝廷の一員だと考えるようになった

   =そこで、徳川幕府は門跡をコントロールするようになっていった

 

 

 ・徳川幕府が、寺院法度という法律を作った

  →この中でも、本末制度という制度が重視された

   ※本末制度・・宗派ごとに本山と本寺の地位を保障して、末寺を作らせることで、

          ピラミッド型の管理をする制度のこと

 

   ※本末制度の時に、仏教諸宗派以外で、明の僧だった隠元隆琦という人が

    黄檗宗という宗派を伝えた

 

 

 ・1665年に徳川幕府は、宗派に関係なく、仏教の僧侶全てを

  まとめてコントロールするために、諸宗寺院法度という法律を作った

 

 

 ・1665年に神社と神主をコントロールするために、

  諸社禰宜神主法度という法律を作った

  →この法律に関しては、公家の吉田家が中心になってコントロールした

 

 

 

 

 ・徳川幕府の宗教に対する動きについて

 

 

 ・徳川幕府は、キリスト教を無くすことを考えて、以下のようなことを行った

 

  →・絵踏を積極的に行った

    ※絵踏・・キリスト系の絵を用いてキリシタンを探すという手段のこと

 

   ・寺請制度を作り、宗門改めを行った

    ※寺請制度・・寺院が檀家だということを証明する制度のこと

     檀家・・どこかの寺に所属して、寺を維持する一般の家のこと

     宗門改め・・庶民が信仰している宗教を調べる制度のこと

 

   ・キリスト教や日蓮宗不受不施派を信仰させないために、寺檀制度という制度を作った

    ※日蓮宗不受不施派・・法華を信じない人は無視するという宗派で

               幕府よりも宗教が強いという信仰だった

     寺檀制度・・全員が檀那寺の檀家になって、寺請の証明をする制度のこと

     檀那寺・・自分の家が信仰して檀家になっている寺のこと

 

 

 ※しかし、仏教以外の宗教が全て禁止されたわけではなかった

  →神道、陰陽道、修験道などは幕府に認められることもあった

   =人々は、檀那寺ではカバーできない範囲(占いや祈祷など)を

    補ってもらうために、陰陽師などを頼った

 

 

ポイント

・当時の朝廷と紫衣事件を押さえる

・当時の寺社と宗教への政策を押さえる

 

このあたりが今回のポイントです

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