戦後の政党政治の復活について
政党政治の復活について考えてみます
・政党政治の復活について
※民主化の政策が行われている裏で、様々な政党が復活するようになってきた
・1945年10月に、GHQの指令によって牢屋を出た徳田球一という人などを中心に、
日本共産党という政党が合法の政党ということで行動を始めた
・1945年11月に、以下のような政党が出てきた
→・昔の無産政党を組み合わせてできた、日本社会党
・昔の立憲政友会の系統で、翼賛選挙の時に推薦されなかった議員を
中心にして作られた、日本自由党
・昔の立憲民政党の系統で、翼賛体制の時期に大日本政治会に所属していた議員を
中心に作られた、日本進歩党
・1945年12月に、以下のような政党ができた
→労使協調(労働者と資本家がお互いに協力し合うこと)を
方針として作られた、日本協同党
→上のような状況の中で、GHQは総選挙の時に、戦争に協力した人が
立候補することを嫌がった
=そのため、1946年1月に公職追放指令というものを出し、
翼賛選挙の時に推薦された議員を全員失格にした
※公職追放指令によって、政治界は大混乱になってしまった
・1945年12月に、衆議院議員選挙法という法律を大きく改正した
=その結果、女性参政権が認められるようになり、満20歳以上の成人男女に
選挙権が与えられるようになった
→そのため、有権者数(選挙権を持っている人の数)は、
今までの3倍近くにまで拡大した
・1946年4月に戦後初の総選挙が行われ、以下のようなことが起きた
→・39人の女性議員が誕生した
・日本自由党が第一党になった
・1946年5月に、戦前から親英米派の外交官だった吉田茂という人が、
進歩党の協力をもらいつつ、第1次吉田茂内閣を誕生させた
ポイント
・戦後の政党政治に復活の様子を押さえる
このあたりが今回のポイントです