自給的農業について
自給的農業について考えてみます
・自給的農業について
※自給的農業とは・・農民が、農産物を中心に自分で消費するために生産する経営形態のこと
→自給的農業は、最も古い農業形態であり、商品の流通が発達すると衰退する傾向がある
・自給的農業は、遊牧、焼畑農業、集約的稲作農業、集約的焼畑農業がある
・遊牧
→・遊牧とは・・ラクダ、羊、ヤギ、トナカイなどを飼う農業のこと
・砂漠やステップ、ツンドラやタイガの一部などで行われる
・遊牧民は、血縁的な集団で、簡単な組み立て式のテントに住み、
家畜とともに広い地域を移動する
・家畜の飼育が、自然に生えている草のため、生産性が低い
・焼畑農業
→・焼畑・・森林や草原を焼き、その灰を肥料とすることで、
バナナなどを栽培する農業のこと
・アフリカ中南部、インドや東南アジアなどで行われる
・焼畑農業は、数年以内は作物を栽培できるが、すぐに地力が衰えて土地が放棄される
→すると、移動して別の地域が焼き払われる
=そのため、広い土地が必要だとされている
・集約的稲作農業
→・狭い耕地に多くの労働力を投入する稲作のこと
・夏に高温になるアジア南部から中国南部の沖積平野や、丘陵地の棚田では、
一面に水田が開かれる
→ここでは、世界のコメの約90%が生産されている
・最近では、輸出も増え、商業的な農業を行っている地域も多い
・集約的焼畑農業
→・労働力を大量に投入する焼畑のこと
・アジアで降水量が比較的少ない地域で行われる
・砂漠やステップでは、農業生産が難しいが、灌漑をすることで
集約的な農業が出来るようになる
→そのため、オアシスを中心に、なつめやしや小麦などを栽培する
畑作農業(オアシス農業)も行われる
ポイント
・自給的農業の概要についておさえる
・遊牧についておさえる
・焼畑農業についておさえる
・集約的稲作農業についておさえる
・集約的畑作農業についておさえる
このあたりが今回のポイントです