青年期の意義・特徴・課題

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投稿者:       投稿日時:2013/11/14 22:34      
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青年期の意義・特徴・課題について解説します。

 

 

・青年期の意義

 ・青年期の意義は、2人の学者が調査しました。この2人の調査が重要です。

  

  ①フィリップ=アリエス

   →中世のヨーロッパを調べたところ、通過儀礼(イニシエーション)が

    あることがわかった

   ※通過儀礼:人生の節目に行われる儀式のこと。

         日本で言う、七五三や成人式のことを指す。

 

  ②マーガレット=ミード

   →南太平洋のサモア諸島というところにいる思春期の子どもたちには、

    青年期の時に起こる特別な行動が無かった

    =生活の中に通過儀礼が混じっていることがわかった。

 

 ・上の2つからわかること

  ・青年期(≒若者の文化)は、歴史や地域によって違うため、世界共通の文化は無い

  ・若者の文化は、今存在している文化や大人の文化とは違う。

   だから、若者の文化は新しい文化を生む可能性がある。

 

 

 ポイント

 ・フィリップ=アリエスは通過儀礼を見つけられた。

 ・マーガレット=ミードは通過儀礼を見つけられなかった。

 ・全ての若者に当てはまる文化は存在しない

 ・自分達で新しい文化を作ることができる可能性がある。

  →逆に、このままでは今ある文化の中で生活しているだけだから、

   今の文化が嫌だったら、自分で作ればいい(のかもしれない)

 

 

・青年期の特徴

 ※青年期には、青年期にしか見られない、特別な行動や考えが出てくる

 

 ・葛藤(コンフリクト)が原因で、不安・期待・緊張などが生まれる。

  ※葛藤:お互いに反対の関係にある欲求によって、

      不安を抱いたり、緊張してしまったりする心の状態のこと。

 ・現実を見つめ、もう一人の自分を見つけることの出来る時期

 ・心理的離乳(親から離れ、自分で意思決定をすること)が出来るようになる

  ※心理的離乳―この言葉を、ルソーという人が、エミールという本の中で、

         「第二次性徴」という別の名前を付けて呼んだ。

 ・レヴィンという人が、青年期の特徴を考えた

  ・レヴィンの考え―・人はいろいろな生活や場所で理解され、

            その場所の変化が最も激しいのが青年期だと考えた

           ・青年は子どもから抜け出し、大人になろうとしている。

            =要は、青年は子どもでも大人でもない、中途半端なところにいる

             だから、レヴィンは子どもと大人の中間にいる人を

             マージナル・マン(境界人・周辺人)と名づけた

 

 

 ポイント

 ・葛藤が原因で、不安や緊張が生まれる

 ・自分を見つめることができる

  →大人になってからでは、それができない

 ・心理的離乳を、ルソーが「エミール」で「第二次性徴」と呼んだ

 ・レヴィンは、青年は場所の変化が最も激しいと考えた

 ・レヴィンは、青年をマージナル・マンと呼んだ

 

 

・青年期の課題

 ※青年がぶつかる課題について考えられている

 

 ・エリクソンという人が青年期の課題として、モラトリアムを取り上げた

  ※モラトリアムとは―・もともとは経済や法律で使われる用語だが、

             わかりやすくするためにエリクソンがこの言葉を使った

            ・青年が勉強や趣味をやりながら、自分の生き方を見つけるための

             準備期間のこと。

 

  ※しかし、モラトリアムには問題があると考えられている

   →どのような問題か・・

    ①モラトリアムに頼って生活している人がいる

    ②モラトリアムのために自己中心的になる人がいる

     →しかし、自己中心的ではダメで、協調性が大切だとされている。

 

  ※日本でも、青年期の課題を考えた人がいた

   ・小此木啓吾―1970年代以降の心の特徴を「新しいモラトリアム心理」と呼んだ

   ・山田昌弘―学校を卒業しても親と一緒に生活する独身の男女を

         「パラサイトシングル」と名づけた。

 

 

 ポイント

 ・エリクソンが青年が大人になるための準備期間をモラトリアムと呼んだ

 ・モラトリアムに依存したり、自己中心的になる人がいる

  →それではダメで、協調性が大切だとした

 ・小此木啓吾が「新しいモラトリアム」と呼んだ

 ・山田昌弘が「パラサイトシングル」を見つけた

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