自己形成を考える②(個性・価値観・パーソナリティ・アイデンティティ)
自己形成と自我の生き方についてです
・個性と価値観
・人間は、適応という行動を取る
※適応:自分の周りの環境と調和すること
(この研究の代表的な人にオルポートという人がいる)
・適応の方法として2種類あると言われている
①環境に自らが合わせる
②自ら環境を作りかえる
→一般的に、②は人間しかできないので、②の方法が重要だと言われている
・適応のやり方は人それぞれで、その人らしい適応のやり方を個性と言う
※個性には3種類ある
①能力―自分は運動ができる、勉強ができない、など
②気質―明るく人づきあいがいい、短気ですぐ腹を立てる、など
③性格―自分には決断力がある、何でも積極的に取り組む、など
→上のような個性、行動、考え方などを総合的に(一つにまとめて)見たものを
パーソナリティ(人格)という。
※パーソナリティには、2つの側面がある
①その人らしさを獲得する側面=個性化
②社会に必要な言葉やルールを身につける側面=社会化
→この2つは、個人の考え方によって、かなり変わる
(個性を重視する人もいれば、社会を重視する人もいる)
・アイデンティティの確立
・アイデンティティを深く研究した人の代表として、エリクソンがいて、
エリクソンの考え方が今でも伝えられている
・エリクソンの考え方
1、①・青年は自分自分を見失っていると考えた
→これをアイデンティティの危機と名づけた
※アイデンティティの危機の例:引きこもりやスチューデントアパシーなど
→これらは、一人で解決できないので、まわりの手助けが必要
※スチューデントアパシー:勉強や仕事などに対しての意欲が無い人のこと
②・しかし人間は時間が経つにつれて、段々と
自分自身に自信を持てるようになると考えた
→これをアイデンティティの確立と名づけた
※アイデンティティ確立の具体的な例:仕事の中で個性と能力を生かす、など
2、人間は生涯(ライフサイクル)を通して成長していくと考えた
→だから、アイデンティティは青年期だけでは確立されないと考えた
・エリクソン以外に研究した人として、ハヴィガーストという人がいる
→この人は、人間の成長にはその発達の段階によって、適切な発達課題があると考えた
※一般的に、青年期は社会の価値観を反映していると言われている
ポイント
・適応には2種類あり、その人独自の適応の方法を個性と言う
・個性には3種類あり、個性や性格などをまとめて見たものをパーソナリティ(人格)と言う
・パーソナリティは2つの側面があり、個人の価値観によってかなり変わる
・愛でンティティは、エリクソンという人が特に研究した
・エリクソンは、
→・人間にはアイデンティティの危機があり、段々と確立に変わると考えた
・アイデンティティは生涯(ライフサイクル)を通して作られると考えた
・ハヴィガーストは、人間の成長に応じて、適切な発達課題があると考えた
・一般的に、青年期は社会の価値観を反映すると言われている