青年期と自己形成について -欲求・防衛機制・アイデンティティ・発達課題-

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投稿者:       投稿日時:2013/11/17 16:34      
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青年期と自己形成について考えてみます

 

 

・欲求と欲求不満、適応と防衛機制について

 

 ※欲求とは何か:何かを求めること

 

 ・基本的に欲求には2つの種類があると言われている。

  

  ①生理的欲求(一次的欲求)― 食欲や性欲、休息などを欲しがること

  ②社会的欲求(二次的欲求)― 人と会う、自分の名誉を得る、などのこと

 

 

 ・この2種類を細かく分析し、新しい考え方を生み出した人がいる

  

  →その研究を行った人をマズローという

   ・マズローは、欲求は大きくは2種類だが、細かく分けると5種類あり、

    段階があると考えた

   ・マズローが考えた、人間の欲求を5段階とする考え方を、欲求階層説と言う

 

  ・マズローの欲求階層説の5段階

   

   ①生理的欲求― 食欲や性欲、休息などを欲しがること

   ②安全の欲求―危険や災害などから逃れたいと思うこと

   ③所属と愛情の欲求―友達や恋人、家族などが欲しいと思うこと

   ④承認の欲求―他人に自分を認められたいと思うこと

   ⑤自己実現の欲求―自分に合っているであろうことを実際にやりたいと思うこと

 

   ※この欲求は、①の欲求を満たすと②を欲求し、②を満たすと③を欲求し、というように

    段階を踏む。逆に、①の欲求を満たさないと、段階を踏めず、②は欲求しないと考えた

    

    →欲求が満たされないことを、欲求不満(フラストレーション)という。

 

 

・欲求不満とその攻略法(防衛機制について)

 ・欲求不満の攻略法

  →・合理的な解決―無駄なく効率よく解決する

   ・近道反応―回りくどいことをしないで、直接目標に向かうこと

   ・防衛機制―自分が無意識のうちに、自分を落ち着かせようとすること

 

  などの方法があるが、フロイトという人が、防衛機制が攻略に良いと考え研究した

 

  ・フロイトが考えた防衛機制とその例

   ・抑圧―罪の意識や責任を感じないように、自分の欲求を抑えてしまう

   ・合理化―欲しいものが得られない時に、理由をつけて自分を納得させる

   ・同一視―小説の主人公などに自分を照らし合わせる

   ・投射―自分が憎んでいるのに、自分が憎まれていると思いこむ

   ・反動形成―自分の欲求と反対の行動を取る

   ・逃避―苦しい場面に出会った時、そこから逃げ出す

   ・退行―子どものような行動を取る

   ・置き換え―・代償―自分の欲求とは別のもので、欲求を満たす

         ・昇華―性的な欲求を社会貢献などをすることで、欲求を満たす

 

   →フロイトは、このような防衛機制を身につけるなどして、

    欲求不満に耐えたり、対処する方法を見つけることが重要だと考えた。

 

 

 

 

 

・自我のめざめについて

 ※そもそも自我とは何か:自分のことを意識するようになること

  →自我というのは、小さい子どものときに知ることはできない

  

  では、どうすれば「自我」に気づくことができるのが

  (倫理では、自我に気づくことを「自我の目覚め(自我の発見)」という)

  →身近な人と交流していくことで、段々と自我に気づき始める

 

 

 ※人は、自我に気づき始めると同時に、心理的離乳も行われることがある。

  その心理的離乳の過程で、自分のことを意識することで、周りが自分を理解してくれない、

  今までの文化がムカつく、今のモノの見方に腹が立つ、など、いろいろと批判的になる

  →これを現代社会では、「第二反抗期」という

 

 

 

 

・個性について

 

 ・人間は、適応という行動を取る

  ※適応:自分の周りの環境と調和すること

      (この研究の代表的な人にオルポートという人がいる)

      

  ・適応の方法として2種類あると言われている

   ①環境に自らが合わせる

   ②自ら環境を作りかえる

   →一般的に、②は人間しかできないので、②の方法が重要だと言われている

 

 ・適応のやり方は人それぞれで、その人らしい適応のやり方を個性と言う

 

  ※個性には3種類ある

   ①能力―自分は運動ができる、勉強ができない、など

   ②気質―明るく人づきあいがいい、短気ですぐ腹を立てる、など

   ③性格―自分には決断力がある、何でも積極的に取り組む、など

 

   →上のような個性、行動、考え方などを総合的に(一つにまとめて)見たものを

    パーソナリティ(人格)という

 

 

 

 

・アイデンティティについて

 

 ・アイデンティティとは・・自分らしさのことで、「自分とは何か」

              という質問に対する答えのこと

  →アイデンティティを深く研究した人に、モラトリアムを提唱したエリクソンがいる

 

 ・エリクソンは、アイデンティティの確立を考えた

  ※アイデンティティの確立・・時間が経つにつれて、段々と自分自身に

                自信を持てるようになること

  →アイデンティティの確立が出来ないと、様々な問題が生じる可能性があると考えた

 

   ・アイデンティティが確立できていない時に起こる問題

    →・拒食症・・食事を拒否する

     ・過食症・・食べ過ぎてしまう

     ・引きこもり・・家から出なくなってしまう

     ・スチューデントアパシー・・勉強や仕事に対してやる気が無くなってしまう etc

 

 

 

 

・発達課題について

 

 ・発達課題とは・・人間の成長の段階に応じて設定される課題や目標のこと

 

 ・発達課題については、ハヴィガーストという人が、青年期の発達課題を考えた

 

  →ハヴィガーストの考えた青年期の発達課題

   ①同世代の同性・異性の友人と優れた人間関係を作る

   ②男性・女性の役割を理解する

   ③両親やそれ以外の大人から精神面で独立をする

   ④経済的に独立したり、職業選択、結婚、家庭生活のための準備をする

   ⑤社会的責任のある行動を求めて、社会的責任を成し遂げること

   ⑥価値や理論を学んで、適切な科学的世界像を形成すること

 

 

 ・青年期の発達課題は、その当時の社会や文化などにある価値観が反映されると言われている

  →青年期の価値観は、社会によって大きく変わっている

   =社会が優れてくれば、青年が健やかに成長しやすい

 

 

ポイント

・欲求と欲求不満について押さえる

・適応と防衛機制について押さえる

・自我のめざめについて押さえる

・個性について押さえる

・アイデンティティについて押さえる

・発達課題について押さえる

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