現代社会と青年の生き方との関係について
現代社会と青年の生き方との関係について考えてみます
・伝統文化について
・伝統文化を知るための代表的な人として、聖徳太子が挙げられる
→聖徳太子は、「和をもって貴しとなし、忤ふる(さからう)こと無きを宗とせよ」と述べた
→聖徳太子の発言はどういう意味だったのか
・集団の中で、自分と他人が穏やかに調和することを重視することが良いと考えた
・上下の人間関係の時に、上の人は下の人に優しくして、
下の人は上の人の言うことに従うのが良い
・グループの和を乱すような、個人的な発言や行動は、恥ずかしいから行うべきではない
→聖徳太子のような考え方は、現在でも影響を与えると同時に、
人々の行動をコントロールしていると言われている
※実際に考え方が使われている例
・組織の上の人達が事前に根回しをしている
・周りの人達の意見に合わせて自分も意見を述べる etc
→聖徳太子の考え方による現代の行動は、組織の調和を重視する伝統的なスタイルが
現代に合う形で表現された、と言われている
・現代の若者文化の特徴について
・昔からの伝統的な文化と、現在の若者の文化は違うものになってきていると言われている
・現代の若者文化の特徴
→・公の場で、それぞれの人の考え方が違う事をはっきりさせて、
参加している人達で共通の理解を作ることが苦手という傾向がある
・面と向かって意見を言い合って、はっきりと自分のことを話すことによって、
人間関係にゆがみが出たり、お互いを傷つけたりする可能性がある
・物事をはっきり言わないで、遠回しに言うようになった
・直接会って話をするのではなく、携帯電話を使ってコミュニケーションを取る
→このような文化の特徴から、自分が傷つかないようにしながら、
とげのない、なめらかな人間関係を目指そうとしていることが考えられる、
と言われている
・現代での新しい生き方を考える
・現代は、福沢諭吉が考えたような、独立自尊の精神が必要なのではないか、
と言われている
※独立自尊・・全てのことを自分で行って、自分らしさを保つこと
・現代は国際化の時代になり、日本人が国際社会の中で生きるようになったので、
以下のようなことを考える必要があるのではないかと言われている
→・伝統的な日本の文化をちゃんと理解して、何が足りないのかを判断することが必要
・国際社会の中で、自分自身の責任を理解し、
世界の人々と対等につきあう態度というものが必要
・自分の仲間だけでのコミュニティを意識しすぎて
自分の意見を述べない態度を改める必要がある
・公の場で自己主張をちゃんとやって、
対等の立場で討論する能力を獲得することが必要
・日本は他の国と全く違う特別な国である、という考え方は捨てる
ポイント
・伝統文化について考える
・若者文化を考える
・現代での新しい生き方を考えてみる