大正デモクラシーを中心とした考え方と理想主義や人道主義、当時の様々な傾向や運動について

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投稿者:       投稿日時:2013/11/15 05:29      
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大正デモクラシーを中心とした考え方と理想主義・人道主義、

様々な社会の傾向と運動について考えます

 

 

※そもそも大正デモクラシーとは・・

 →大正時代に起きた、民主主義的な社会の様子や、そのための運動などのことをまとめて指す

 

 

・大正デモクラシーの思想について

 ※第一次世界大戦の前後で、都市の知識人達が大正デモクラシーという考え方を生み出した

 →大正デモクラシーを理論的に支えた人の代表に吉野作造がいる

 

 

 

・吉野作造と民本主義について

 

・吉野作造は、民本主義を提唱し、大正デモクラシーを理論的に支えた

 ※民本主義とは・・

  →国民の考えを尊重して、国民の利益と幸福を目的とした政治を行う考え方のこと

   ただし、主権は天皇で、多くの国民が政治に参加することが大切だと考えた

   →この考え方が支持されたことにより、普通選挙制や政党内閣制の実現のための道が

    開かれたと言われている

 

 ※民本主義と民主主義の違い

  ・民本主義・・明治憲法を前提として、天皇を主権と考えた

  ・民主主義・・国民が主権だと考えた

 

 

 

・理想主義と人道主義について

 

 ※当時、理想主義や人道主義が提唱され、阿部次郎や白樺派などの人達が中心だった

 

 ・阿部次郎-人格主義などを提唱し、「三太郎の日記」などを書いた

       →人格主義とは・・自分の中にある人格を、様々な文化を吸収して

                発展させるべき、という考え方のこと

       ※阿部次郎の「三太郎の日記」は、倉田百三の「愛と認識との出発」と一緒に

        「青春の古典」と言われた

 

 ・白樺派-教養を重視し、個性を自由に伸ばすべきだという考え方を提唱した

      =この考え方を人道主義と言い、

       代表的な人に武者小路実篤や有島武郎などがいる

  

 

  ・武者小路実篤-・「新しき村」を建設し、「友情」や「その妹」などの本を書いた

           ※「新しき村」・・自分をすべて生かす理想の共同体のこと

          ・本当の利己(自分の利益を追求して、他人の利益を気にしないこと)

           を行えば、それが人類のためになるように人間が作られている部分に

           人間の価値があると考えた

 

  ・有島武郎-・上流階級の身分でありながら、自分が社会主義のような人道主義である

         という矛盾に苦しんだ

 

  ・その他に、永井荷風や谷崎潤一郎などがいる

   ・永井荷風や谷崎潤一郎・・文明開化が肉体を無視していることを批判して

                自分の肉体の官能の美しさを提唱した

 

 

 →理想主義や人道主義の人達の特徴

  ・西洋近代の考え方に触れることをベースにした

  ・明るく伸びやかに自我を肯定した

  ・理想の核心は自我だった

 

 

 

・さまざまな風潮と社会運動について

 ・大杉栄-・無政府主義(アナーキズム)を提唱した

       →政府や政党などの全ての権力を否定し、

        個人の自由な意志が全てのモノの上位に来ると考えた

 

 ・河上肇-・「貧乏物語」という本を書いた

       →元々は非利己主義を目指す人道主義者だったが、

        「貧乏物語」で貧困の対策を立てて以来、マルクス主義に変わっていった

 

 

 

・女性解放運動について

 

 ・女性解放運動のスタート・・福田英子という人が女性の権利を拡張するべきだと訴えた

 

 ・女性解放運動の発展・・平塚らいてうが発展に影響を与えた

  

 

  ・平塚らいてう-・「青鞜」という雑誌を作り、「元始、女性は実に太陽であった」

           と宣言した

           →結果的に、女性の自我の確立に大きな影響を与えた

          ・平塚らいてうは、「新しい女」と呼ばれ、非難されていたが、

           婦人参政権の要求や、母性保護などを提唱し、

           女性の社会的な解放に力を注いだ

 

 ※1922年には、全国水平社が創立された

  →「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と訴える水平社宣言というものが出された

 

 

ポイント

・吉野作造が民本主義を提唱し、大正デモクラシーを理論的に支えた

・阿部次郎が人格主義を提唱し、白樺派が人道主義を提唱した

・武者小路実篤、有島武郎、永井荷風、谷崎潤一郎などの考え方を押さえる

・理想主義や人道主義の人達の特徴を押さえる

・大杉栄が無政府主義を提唱し、河上肇が「貧乏物語」を書いて思想が変わった

・福田英子が女性解放運動のスタートを切った

・平塚らいてうが女性の自我の確立に大きな影響を与えた

 

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