アメリカのプラグマティズムについて -実用主義と道具主義-
アメリカのプラグマティズムについて、実用主義と道具主義を交えながら考えてみます
・プラグマティズムについて
・そもそもプラグマティズムとは何か・・
→科学によって現代を知ることで、環境を改善して、人々の生活を
よりよくしていこうとする考え方のこと
※プラグマティズムは、ピューリタン(清教徒)の人たちの
フロンティア精神(開拓者精神)が土台だと言われている
・プラグマティズムに関連する人として、代表的な人に、
パース、ジェームズ、デューイという人たちがいる
・パースについて
→・プラグマティズムを提唱した人
・一般的に当てはまる考え方は、頭の中で考えるのではなく、
行為や結果から見つけるべきだと考えた
・ジェームズについて
→・パースの考え方を発展させ、「プラグマティズム」という本を書いた人
・考え方が正しいかどうかは、人々の生活の中で実際に役立つかどうかで
決めるべきだと考えた
→この考え方から、プラグマティズムが実用主義と呼ばれるようになった
→このような考え方から、プラグマティズムは・・
・知識や考え方の価値は、その時の状況に対して有効であるかどうかで決まると考えられた
・絶対的に正しい考え方を否定して、行為や結果をもとに正しいかを決めていくため、
相対主義の立場だと言われている
・デューイについて
→・ダーウィンの進化論の影響を受けた
・人間と環境との関係を重視し、人間は行動によって環境との関係を調節していくと考えた
・人間の知性が、人間をよりよく生きさせる手段であり、
よりよく生きさせるための道具でもあると考えた
→デューイは、人間は道具を使うことで他の動物よりも
環境に適応することができると考えた
=この考え方を道具主義と言う
※・デューイは、人間が使える道具の中で、最も優れているのは知性だと考えた
・道具としての知性の価値は、人々の行動の手順を示して、
より良い環境に人間を適応させられるかどうかにあると考えた
※・道具として役立つのは、創造的知性(実験的知性)であると考えた
→このような知性を教育現場で教えていくべきだと考えた
=デューイは、このような考え方から、教育が大切だということを考えた
・デューイは、「民主主義と教育」を書いた
ポイント
・プラグマティズムとは何か、ということを押さえる
・パースは、プラグマティズムを提唱した
・ジェームズは、パースの考えを発展させ、実用主義を提唱した
・デューイは、道具主義を提唱した上で、教育の大切さを提唱していった
このあたりが今回のポイントです