政治のスタイルや体制について① -議院内閣制と大統領制-

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投稿者:       投稿日時:2013/11/15 22:41      
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政治のスタイルについて、世界を比較しながら考えてみます

 

 

・議院内閣制について

 

 ・議院内閣制とは・・政府の中心を議会にする、という考え方の制度のこと

           間接民主制の中で最も一般的な制度で、

           イギリスの政治のスタイルを元に作られた

 

 ・議院内閣制の中で、議会の全議席の中で最も多い議席を持っている政党を与党、

  それ以外を全て野党と言う

  ※・与党・・内閣を組み立てて、政治を行い、行政を担当することになる

   ・野党・・政策などで与党と戦い、与党を目指すことになり、与党を監視する役割もある

 

 

 ・政権のスタイルについて

  →内閣を作る時に、単独政権と連立政権の2種類がある

   ・単独政権・・一つの政党で内閣を作ること

   ・連立政権・・二つ以上の政党で内閣を作ること

 

  ※一般的に、政党が離れたりくっついたり、ということが少なく、政党が安定してくると、

   議院内閣制がちゃんと機能すると言われている

 

 

 

 

・イギリスの政治の仕組みについて (イギリスは議院内閣制のスタート)

 

 

 ・イギリスの議会について

  

  ・終身議員(自分から辞めない限り、ずっと議員として行動できる議員のこと)で

   構成されている上院(貴族院)と国民が直接選んだ議員で構成されている下院(庶民院)で

   出来ていて、下院優位の原則で動いている

    →下院で多くの議席を持っている政党の党首(政党のトップの人)が

     首相(内閣総理大臣)になって内閣を作る

    ※ここで作られた内閣は、下院での信頼がある限り続くことになる

 

  ・野党は、「影の内閣」(シャドー・キャビネット)を作って、

   次の選挙で政権を勝ち取るための準備をする

   ※「影の内閣」・・いつでも政権交代が出来るように、野党が、与党のように

            内閣を前もって作っておくこと

 

 

 ・イギリスの政治のスタイルについて

 

  ・小選挙区制という選挙制度を採用していて、国民は2つの大きな政党から

   どちらかを選ぶことで政治に参加してきた

  

  ・下院が内閣の考えに反対する時に、下院は内閣に不信任決議を出して、

   内閣を倒して良いというルールがある

   →内閣は、不信任決議を出されたことに対して、内閣を解散させて、

    総選挙で国民に判断してもらうという対抗をすることができる

 

  ・下院では、議席が多い政党ほど、立法と行政の権力が集まるようになっている

   →上院は、立法と行政に加えて、司法の権力もあるが、違憲立法審査権は無い

 

 

 

 

・大統領制について

 

 ・民主主義の中で、議院内閣制と対照的な制度として、大統領制があり、

  代表的な国にアメリカなどがある

 

 ・大統領制の場合、国民は大統領と国会議員の両方を選ぶ

  →選ばれた大統領が行政を、議会が立法を行い、大統領と議会がお互いに監視しあったり、

   権力が偏らないようにする

   ※大統領制では、徹底した権力分立が行われる

 

 ・大統領制の問題点

  ・大統領も議員も一定の任期が保障されているため、解散や総選挙で

   決着をつけることができない

  ・政治の責任が誰にあるかが分かりにくく、様々なことを決めるのに時間がかかる

 

 

 ・議院内閣制と大統領制の違いは何か・・政治の権力を実際に誰がもっているかで決まる

  ※なぜ、このようなことをはっきりさせる必要があるのか

   →議院内閣制と大統領制が混ざっているところがあるから

   例-・ドイツやイタリア・・大統領が存在していても議院内閣制を取っている

     ・フランスやイスラエル・・議院内閣制と大統領制の中間を探している

 

 

 

 

・アメリカの政治の仕組みについて (アメリカは大統領制のスタート)

 

 ・アメリカでは、大統領を間接選挙(それぞれの州の住民が大統領選挙人を選んで、

  大統領選挙人が大統領を選ぶ方法のこと)で決めて、4年間の任期で、2期8年まで出来る

 

 ・大統領の特徴

  ・議会を解散させる権利や法案提出権を持っていない

  ・一方で、議会で決めた法案の拒否権、議会に教書(大統領の意見)を送る権利はある

 

 ・議会の特徴

  ・それぞれの州にいる2人の代表が集まって作られる上院と、

   それぞれの州から人口に比例して選ばれた議員によって

   作られる下院で議会が成り立っている

  ・上院の議員の任期は6年、下院の議員の任期は2年

  ・立法権、予算議決権、3分の2以上の賛成による法案再可決権を持っている

 

  ※上院だけは、大統領が結んだ条約や行政部人事への同意権がある

 

 ・裁判所の特徴

  ・憲法の最終解釈権(憲法をどのように解釈するかを決める権利)を持つ

  ・違憲立法審査権(司法審査権)を持つ

 

 

 

ポイント

・議院内閣制の概要、与党と野党、単独政権と連立政権を押さえる

・イギリスは、上院と下院があり、下院優位の原則を持っていて、下院のトップが首相になり、

 野党は「影の内閣」を作る

・下院は不信任決議を出せたり、立法と行政の権利を持っていたりする

・上院は司法の権利もあるが、違憲立法審査権が無い

・大統領制の概要と問題点を押さえる

・アメリカの大統領制の特徴、大統領、議会、裁判所の特徴をそれぞれ押さえる



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