自由貿易が進むことは本当に良いことなのか

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投稿者:       投稿日時:2013/11/17 13:46      
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自由貿易について考えてみます

 

 

・自由貿易は何が問題なのか

 

 ※そもそも自由貿易とは・・国が輸出や輸入に関して、規制、保護などを行わない貿易のこと

 

 ・自由貿易の問題点

 

  →・自由貿易になると、関税が無くなるので、外国の製品が日本に入りやすくなる

   →すると、日本国内の生産のシェアが減り、

    日本の企業の収益が少なくなる可能性がある

    =そのため、国内産業がダメになったり、

     日本の企業が海外に逃げたりする可能性がある

     ※日本国内の企業が弱くなると、給料が少なくなったり、

      失業が増えたりする可能性がある

 

 

  →上のような問題があるので、国によっては、保護貿易などのような

   通商政策を行うことがある

   ※・保護貿易・・外国から入ってくる商品に関税をかけて、輸入を少なくすることで、

            日本国内の産業を守るような貿易のこと

    ・通商政策・・外国との取り引きに関する政策のこと

 

  →一方で、保護貿易を行うと、安い外国の製品が入ってこなくなることがあり、

   消費者が高いものを買わなければいけない、ということが起こる可能性がある

 

 

 

 

・WTOとFTAについて

 

 ・最近の世界経済では、FTAを行う国が増えてきている

  →この動きについて、様々な考えが出ている

 

  ・FTAは、結んだ国どうしで、貿易の自由化などを行うが、

   結んでいない国を差別する傾向がある

 

  ・FTAは、経済のブロック化(仲の良い国以外の国に需要が出ていかないように

   した経済の体制のこと)が進んで、経済のグローバル化の流れに反する可能性が

   あるのではないかと言われている

 

  ・FTAは、WTOを補うための考え方だと言われている

 

  ・WTOでラウンド(多角的交渉)を行うことが少なく、話が進まないことが、

   FTAを促す原因だと言われている

   

 

 

 

・日本のFTAの状況について

 

 ・AFTA(ASEAN自由貿易圏)に中国、韓国、日本を入れた、

  「東アジア共同体」というものが考えられている

 

 ・日本は、EPA(経済連携協定)を、シンガポール、メキシコ、マレーシアと結んでいる

  ※EPAは、貿易だけでなく、サービスや労働力の移動なども自由にしている

   →しかし、日本は輸入の自由化、外国人労働者の受け入れなどに

    関しては基本的に積極的ではない

 

 ・日本は、TPPへの参加ということがある

  ※TPP・・環太平洋の国々が参加するFTAのこと

        →TPPに参加することで、様々なメリットとデメリットがあるので、

         参加に対して、賛成と反対の議論が行われるが、

         どのようにしてTPPを上手に使っていくかが重要だと言われている

 

 

 →日本は、アメリカとの関係を優先的に考えて行動をすることがあるが、

  日本は、アジアの国々との関係が深くなってきているので、

  どのように日本が動くかが大切だと言われている

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