少子高齢化はどのような影響、問題、対策があるのか
少子高齢化について、考えてみたいと思います
・高齢化の定義と状況について
・高齢化には、人口全体に65歳以上がどれくらいいるかで、
高齢化社会、高齢社会、超高齢社会に分けられる
・高齢化社会・・65歳以上が7%以上の社会
・高齢社会・・65歳以上が14%以上の社会
・超高齢社会・・65歳以上が21%以上の社会
・日本は、他の先進国と比べて、高齢化になるスピードが急だったと言われている
(2005年には、65歳以上がすでに20%を超えていた)
・現在では、後期高齢者(75歳以上)の増加も急だと言われている
※ただし、人口全体は減少の傾向にある
・少子高齢化の原因はなにか
・高齢化の原因・・平均寿命が延びた
・少子化の原因・・出生率(一定の期間の一定の人口の出生の率)が低下した
※なぜ出生率が低下したのか
→・晩婚化が進んだ
・女性の社会進出の支援が遅い
・子育ての支援が遅い
・若い人たちの失業率が高くなってしまった
・フリーターなど、安定した収入が無い人が増えた
・結婚や人生に対する考え方が変わってきた
・少子高齢化はどのような影響を与えるのか
・働き手が少なくなり、経済の成長が弱くなったり、成長しなくなったりする可能性がある
・高齢者に対する社会保障の費用(医療、福祉、介護など)が増え、
国の財源を圧迫させる可能性がある
・年金が増加することによって、国の財源を圧迫する可能性がある
・社会保障の費用が増えることで、若い世代の人達が負担する金額が大きくなって、
若い世代の人達が大変になる
・家族の機能が弱くなっていく可能性がある
→高齢者を支える機能、高齢者が子どもに様々なことを伝える機能が弱くなる可能性がある
・地域社会の機能が弱くなっていく可能性がある
→特に、地域に若い人が少なくなることは、地域社会の存続自体も危なくなる可能性がある
・少子高齢化にどのような対策がされているか
・財政の負担を軽くするために、
自助努力(自分で努力して、問題を解決していくこと)を促している
※自助努力を促す例
・高齢者が活躍することのできる場所を増やす
(例:定年の年齢を引き上げる)
・働く女性のために、インフラの整備をする
(例:保育園などを作るようにする)
・企業が子育てを支援するような制度を作る
・若い人達が経験を積むことができるような環境を作る
・少子高齢化はどのような方向に進むのが良いのか
・少子高齢化社会は、方法次第で、ゆとりある落ち着いた社会にも、
沈みきった悲しい社会にもなる
→経済的に少子高齢化社会をどう成り立たせていくか、
どのような社会になるかを予想することなどが大切だと言われている
・最近の考え方
・技術革新によって、少子高齢化と経済の成長を同時に行っていくのが良いのではないか
・経済の成長を後回しにして、生活の質の部分を充実させていくことを
優先させていくのが良いのではないか
→最終的には、生活している人全員が生きがいを持って生活できる場所をどう作っていくか
ということを踏まえた上で少子高齢化の問題を考えていくことが大切だと言われている