国際社会の中での日本の役割について
国際社会の中での日本の役割について考えてみます
・世界での日本の役割を知るために、どのように考えていけばいいのか
→日本の役割を知るための視点として、4つの問題を考えることが必要だと言われている
①今の世界で実現しなければいけないものは何なのか
②変化の中にある世界では、実現しなければいけないものを実現するために
どのようなメリットとデメリットがあるか
③実現するために日本は何をする必要があるのか
④日本には、実現するためにどのような能力があるのか
※上の4つを考える時は、自分自身が世界をより良い方向へ持って行くための中心であること、
自分で上の4つを考えること、
という2つを忘れてはいけないと言われている
※世界で実現しなければいけないものの一つに、「平和」ということが考えられている
・「平和」について
・「平和」の定義は難しいが、貧困が多い、差別を受けている、などは
平和と呼べないのではないかと言われている
・「平和」のためには、戦争をなくすこと、貧困や格差を無くしていくこと
などが大切だと言われている
・平和のために行うべきことは何か
→平和のためには、以下のようなことが必要なのではないか、と言われている
①軍事力を持つことによる脅しの効果は弱くなってきていることを教えて行く
※経済や情報がグローバル化していく状況が存在しているためだと言われている
→実際に、軍事力を持っているアメリカは、日本やヨーロッパに脅しをすることが
できないと言われている
②国境を越えて、様々な人達とのつながりを目指す
※情報革命によって、様々な情報を得ることができるようになったので、
他の国の情報も知ることができるようになり、人々がつながることができる可能性が
出てきていると言われている
・情報革命・・コンピュータによって、様々な情報を利用することが
できるようになったことが原因で起きた社会の革命のこと
③経済のグローバル化によって、経済成長を目指していく
→実際に経済のグローバル化によって成長した国に、韓国や中国などの
東南アジアの国々がある
※ただし、グローバル化になっても経済が成長していない国はあるので、
結果的に経済面での格差が生じてしまうことも
解決していかなければいけないと言われている
④国同士がつながっていくことで、軍事力を使わない安全保障や経済面での協力を行っていく
→EUなどが代表的に考えられることが多い
⑤他の国との交渉の時に、軍事的な攻撃によって交渉をすることを無くしていく
→他の国の軍事に対抗するために、自分の国でも軍事を持つことで対抗する、
という行動を取ることがある
=このような動きを、安全保障のジレンマという
・日本にできることはなにか
→何かをやることで、必ず平和になる、というわけではない
=日本の行動が正解かどうかは、常にわからない
→それでも、こういう行動がいいのではないか、という考えはある
・日本は、唯一の被爆国であり、軍事力の強化を抑えてきた
→この歴史的背景があったので、政府や市民が様々な取り組みを見せてきた
=これからも、取り組みは続けていくべきではないか
・自分の国の成長だけでなく、他の国の成長にも注目していくのが良いのではないか
・日本の経済力を軍事のために使うことは、避けて行くのが良いのではないか
・日本は、東アジアとの関係をより良いものにしていくのが良いのではないか
・唯一の被爆国として、核を使わない地域をつくるために努力するのが良いのではないか
・他の国との経済面での格差を無くしていく努力をしていくのが良いのではないか
→上のような考え方が正解かどうかはわからないので、
自分も国も何をすべきかを真剣に考える必要があると言われている