少子化対策を考えると、「結婚」のことを考える必要があるのかもしれない

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投稿者:       投稿日時:2013/09/02 02:54      
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少子化は日本にとって悩ましい問題です。最近の話題では政府が少子化対策として「女性手帳」の導入を検討していたり、育休三年を推進するというニュースがありました。少子化対策は今後の日本を占う意味で重要な政策だと思います。

 

 少子化対策としては、「合計特殊出生率を高めるための政策」と「親の人数を増やす政策」の二つがあると考えられます。前者の場合は、今現在日本に住んでいる出産適齢期の方々にいかに多く出産してもらうか、という対策です。言い換えれば、安心して出産できる環境を整えることで子供を多く生んでもらおうということです。例えば、待機児童を解消するために保育所を増やす、シングルマザーでも子供が育てられるように経済的に優遇する措置を拡大するなど、他にも様々な対策が考えられます。

 

 後者の「親の人数を増やす政策」とは、一言でいえば移民の受け入れです。例えば、海外の留学生が日本に来やすい制度を整え、そのまま日本で就職し、結婚、出産すれば日本に住む親が増えることになります。この意味では、ちょっと前の大学秋入学の議論は少子化対策につながる部分があるかもしれません。

 

 上記のように、少子化対策は大きく見れば二つに分けられますが、日本の対応を見ていると、「合計特殊出生率を高めるための政策」に偏りすぎているように感じます(この対策ももちろん重要ですが)。保育所増設の議論や育休3年はもちろん、冒頭で触れた女性手帳も、10代から体のメカニズムや将来設計について啓発し、晩婚、晩産に歯止めをかけようという試みですので、合計特殊出生率を高めるための政策だと言えます。一方の「親の人数を増やす政策」についてはあまり耳にしません。先ほどの大学秋入学の議論は、個人的には少子化対策につながるかもしれないとは思っていますが(いや、日本で就職はやっぱりしないかな?)、この議論の一般的な目的としては入学時期を国際標準に合わせるというような話ですので、少子化対策とは捉えられていません。

 

「合計特殊出生率を高めるための政策」に話を戻すと、これに関して効果がありそうなのにほとんど議論されていない事柄があると思います。それは「結婚という制度」です。社会実情データ図録『世界各国の婚外子割合』を見たとき、世界的には結婚という制度は崩壊しつつあるのかなと感じました。ちなみに婚外子とは、結婚しないで生まれた子供のことを指します。このデータによれば、スウェーデンやフランスは5割以上が婚外子、デンマークやイギリス、アメリカなどでも4割を超えています。一方の日本はというと、なんと婚外子が2.1%です。(2割じゃないですよ笑)どうしてこんなことになっているのかを考えてみると、あくまで予想ですが、日本では「結婚せずに子供を産める環境が整っていないから」ではないかと思います。日本の女性が「結婚してから子供を産みたい」と考えているとは到底思えませんし。これが正しいとすれば、結婚しなくても子供が産める環境を整えるか、いっそのこと結婚という制度を廃止してしまえばいいと思います。そうすれば子供を産むことの不利益みたいなものはなくなるのではないでしょうか。

 

 まとめると、「合計特殊出生率を高めるための政策」はもちろん重要ではあるが、「親の人数を増やす政策」も同時に行う必要があるのではないかという点が一つ。もう一つはシングルマザーの経済支援、保育所増設などのよく議論されていることに加えて、「結婚」という制度にメスを入れることも重要かもしれないというお話でした。

 

〈参考資料〉

・社会実情データ図録『世界各国の婚外子割合』http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1520.html

(閲覧日:2013年5月25日)

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