古代オリエントの統一について

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投稿者:       投稿日時:2013/09/27 20:19      
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古代オリエントの統一について考えてみます

 

 

・古代オリエントの統一について

 

 

 ・アッシリア王国について

 

 

  ・紀元前2000~紀元前1001年間の初めに、

   北メソポタミアにアッシリア王国という王国が出来た

   →アッシリア王国は、小アジア方面との中継貿易によって栄えた

   →しかし、紀元前15世紀に、一時的にミタンニ王国に従うようになっていた

    =その後独立を回復し、鉄製の武器や戦車、騎兵隊などを使って

     紀元前7世紀の前半に全てのオリエントを征服した

 

 

  ・アッシリア王国を支配したアッシリア王は、強力な専制政治かつ君主制だった

   →アッシリア王は以下のようなことを行った

    ・政治、軍事、宗教を自分で管理した

    ・国内を州に分けた

    ・駅伝制(道路の所々に駅を置くという、交通・通信の制度)を作った

    ・各地に総督という役職の人を置いて、統治を行った

 

   →アッシリア王国は、重い税と圧政によって住民の反発を招いてしまったため、

    紀元前612年に崩壊した

    =結果的に、オリエントにはエジプト、リディア、新バビロニア(カルデア)、メディアという

     4つの王国が分立することになった

 

 

 

 

 ・アケメネス朝について

 

 

  ・紀元前6世紀のなかばごろに、イラン人(ペルシア人)によるアケメネス朝という王朝が誕生した

   →この時に、第3代のダレイオス1世という人が、エーゲ海からインダス川にいたる大帝国を作った

 

 

  ・ダレイオス1世は以下のようなことを行った

   →・各州に知事(サトラップ)を置いて、全国を統治した

    ・「王の目」「王の耳」などと呼ばれる監察官を巡回させることで中央集権化を目指した

    ・金貨や銀貨を作って、税制を整備した

    ・フェニキア人の貿易を保護して、財政の基礎を作った

    ・全国の重要な場所を結ぶために「王の道」という国道を作って、駅伝制を整えた

    ・ダレイオス1世に従った異民族には寛容な政治を行った

 

  ※しかし、結果的にアケメネス朝は紀元前5世紀の前半にペルシア戦争という戦争で

   ギリシアと戦って負けてしまった

   =そのため、アケメネス朝は紀元前330年に

    アレクサンドロス大王という人によって征服された

 

 

 

 

 ・イラン人について

 

  

  ・イラン人は、以下のようなことを行った

   →・領土内の様々な民族の文化を統合して、建築や工芸などの面で成果を上げた

    ・楔形文字を表音化させてペルシア文字を作った

    ・イラン人はゾロアスター教(拝火教)を信仰した

 

 

  ※ゾロアスター教について

   ・基本的な考え方

    →この世は善(光明)の神であるアフラ=マズダと、悪(暗黒)の神であるアーリマン

     との耐えることのない戦いであるという考えを土台にしている

    →そのうえで、人間の幸福は光明神の恩恵を得て、最後の審判で楽園に入ることだと考えた

 

   ・ゾロアスター教の考えは、ユダヤ教やキリスト教にも影響を与えた

   

   ・南北朝や隋唐時代の中国に伝わって、祆教と呼ばれた

 

   ・インド・イランが起源のミトラ神の信仰は、ゾロアスター教の一部にも取り入れられた

    →後に、ローマ世界に伝えられて、ミトラ教となった

 

 

ポイント

・アッシリア王国についておさえる

・アケメネス朝についておさえる

・イラン人とゾロアスター教についておさえる

 

このあたりが今回のポイントです

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