東地中海世界について
東地中海世界について考えてみます
・東地中海世界について
・地中海東岸のシリア・パレスチナ地方は、海陸交通として、以下のような役割があった
→・エジプトとメソポタミアを結ぶ通路
・地中海への出入り口
・シリア・パレスチナ地方では、紀元前1500年前ころからセム語系のカナーン人が活躍した
→この後にギリシア・エーゲ海方面から「海の民」と呼ばれる人たちが出てきた
→そのため、シリア・パレスチナ地方を支配していたエジプト・ヒッタイトの勢力が弱まった
=結果的に、セム語系3民族のアラム人、フェニキア人、ヘブライ人が活躍し始めた
・それぞれの民族について
・アラム人について
→・シリアに多くの都市国家を作った
・紀元前1200年ころからダマスクスというところを中心に
内陸の都市を結ぶ中継貿易に活躍した
→そのため、アラム語が国際商業語として、広く使われるようになっていった
※アラム文字は、オリエント世界で使われる多くの文字の土台となった
※アラム文字から派生した文字として、
ヘブライ文字、シリア文字、アラビア文字、ソグド文字、
モンゴル文字、ウイグル文字、満州文字などがある
・フェニキア人について
→・シドンやティルスなどの都市国家を作った
・クレタ文明やミケーネ文明が衰えた後に、フェニキア人が地中海貿易を独占した
・カルタゴをはじめとして多くの植民地となる都市(植民都市)を作った
・フェニキア人は、カナーン人が使っていた表音文字という文字から
線状のフェニキア文字という文字を作った
※フェニキア文字は、フェニキア人がギリシア人に伝え、アルファベットの起源を作った
・ヘブライ人について
→・ヘブライ人は他の民族から呼ばれていた呼びかたで、
自分たちではイスラエル人と名乗っていた
※ただし、バビロン捕囚後はヘブライ人ではなく、ユダヤ人と呼ばれることが多い
・ヘブライ人は遊牧民だった
・紀元前1500年ころからパレスチナに定住して、その一部がエジプトに移住した
・エジプトでは、新王国の圧政(権力などで人々を押さえつける政治)に苦しんだ
→そこで、紀元前13世紀ころに指導者のモーセという人に連れられて
パレスチナに脱出した
=この出来事を出エジプトという
・紀元前1000年ころにヘブライ人が王国を作った
→王国は、ダヴィデ王とその子供であるソロモン王のもとで栄えていった
→しかし、ソロモン王が死んだ後に、国は北のイスラエル王国と、
南のユダ王国に分裂してしまった
※イスラエル王国は、紀元前722年にアッシリアに滅ぼされた
※ユダ王国は、新バビロニアに征服され、紀元前586年に住民の多くが
新バビロニアの都だったバビロンというところに連れ去られてしまった
=この出来事をバビロン捕囚という
・ヘブライ人は、唯一の神であるヤハウェへの信仰を守っていた
→この後に、選民思想や救世主(メシア)の出現を待ち望む信仰が生まれた
※選民思想・・自分は神から選ばれた特別な人間であると考える思想のこと
・ユダヤ人は約50年後にバビロンから解放されて帰国した
→その後、イェルサレムというところにヤハウェの神殿を再興して、ユダヤ教を作った
※ユダヤ教の信仰が後に形式化すると、
イエスという人がユダヤ教を土台にキリスト教を作った
=そのため、ユダヤ教の「旧約聖書」という教典は、
イエスの教えを伝える「新約聖書」という教典にならんで、キリスト教の教典になった
→これらは、ヨーロッパ人による思想や芸術活動の重要な基礎となった
ポイント
・東地中海の概要についておさえる
・当時活躍した民族についておさえる
このあたりが今回のポイントです
コメント
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