秦と漢帝国と世界との関係について

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投稿者:       投稿日時:2013/10/10 09:17      
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秦と漢帝国と世界との関係について考えてみます

 

 

・秦と漢帝国と世界との関係について

 

 

 ・春秋・戦国の動乱の時代を超え、秦と漢の時期に中国では皇帝を頂点とした

  巨大な規模の国家が作られた

  ※秦と漢の時期の皇帝統治は、官僚制と儒学に支えられていた

   →このような統治は、その後20世紀初めの清朝の滅亡に至るまでの二千年あまりの間、

    中国の国家体制の基本になった

 

 

 

 ・中国の存在は、当時のインドなどを通して西方にも知られるようになった

 

  ※現在の欧米で中国をチャイナ(英語)、シィン(フランス語)などと呼んでいるのは、

   語源をたどると、王朝の名前である「秦」から来ている

 

  ※また、今日漢字を使う文化圏で、「漢族」「漢字」などというように、

   「漢」という王朝の名前は、現在でも中国の文化を代表する語として用いられている

 

 

 

 ・当時は、中国側でも世界に対する知識が広がっていった

  →特に、西域に派遣された前漢の張騫や後漢の班超によって、

   西方の事情が中国に伝わってきた

   ※この時に、ローマ帝国(大秦)という国の存在も知られるようになった

 

 

 

 ・2世紀の中ごろには、ローマ皇帝(中国の史料では「大秦王安敦」)が中国に派遣した使節が

  海路で日南郡(現在のベトナム中部)に至ったと言われている

  ※大秦王安敦は、マルクス=アウレリウス=アントニヌスのことだと言われている

 

 

 

 ・東アジア内部の周辺の地域との交流も盛んになっていった

  →その首長に、国王などの称号を与えて、皇帝中心の秩序のなかに

   位置づけられることが行なわれるようになった

   ※倭人(日本人)の使者が光武帝から「漢委奴国王」の金印を受けていることは、

    その一つの例だと言われている

 

 

ポイント

・秦と漢帝国と世界との関係についておさえる

 

このあたりが今回のポイントです

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