近代の全盛期のスペインについて
近世・近代ヨーロッパ初期のスペインの動きについて考えてみます
・全盛期のスペインについて
・オーストリアのハプスブルク家は15世紀の後半に、
ネーデルラントを婚姻関係を通じて獲得した
※その時に、スペイン王位も継承した
・スペイン=ハプスブルク家のカルロス1世という人は、
1519年にカール5世として神聖ローマ皇帝に選ばれた
※カール5世は、伝統的なキリスト教世界の統一を体現する存在になった
・その後、フランスがハプスブルク家領に国土を取り囲まれ、
対立が激しくなっていくということが起きた
※この時に、東方からオスマン帝国の勢力が進出してきたということもあった
→そのため、カール5世は大半の時間を広大な支配領域を維持するための戦いに費やした
※植民地としたラテンアメリカから流入してくる多くの銀も、
戦争と宮廷の維持のために使われた
=結果的に、国民を豊かにすることがなかった
・1556年にカルロス1世が退いた後に、ハプスブルク家がスペイン系と
オーストリア系に分かれた
→その中でスペインは、フェリペ2世のもとで全盛期を迎えた
→1571年には、レパントの戦いという戦いで、オスマン帝国の海軍を破った
=結果的にフェリペ2世は、1580年にポルトガルの王位を継承し、
その海外植民地を手に入れた
→この結果、「太陽のしずまぬ国」を実現した
ポイント
・近代の全盛期のスペインについておさえる
このあたりが今回のポイントです