独立するオランダについて
独立するオランダについて考えてみます
・独立するオランダについて
・商業の発達したネーデルラントには、カルヴァン派の新教徒が多かった
※ネーデルラントを支配したスペインの王のフェリペ2世はカトリック化政策を強めた
→この政策に乗っかって、今まで大幅に認められていた自治権を奪おうとした
=その結果、1568年に様々な州の激しい反乱を招いた
・南部のフランドル地方の10州は、スペインの支配下にとどまった
→一方で、北部の7州については、1579年にユトレヒト同盟を結んで、
オラニエ公ウィレム(オレンジ公ウィリアム)のもとに抵抗を続けた
=その結果、1581年にネーデルラント連邦共和国の独立を宣言した
※ネーデルラント連邦共和国は、オランダとも言われる
・豊かなオランダが反乱を起こしたことは、スペインにとって大きな打撃となった
→そこでスペインは、オランダの独立を支援したイギリスを攻撃することを考えた
→そのため、スペインはイギリスに1588年に無敵艦隊(アルマダ)を送った
=しかし、スペインは結果的にイギリス海軍に敗れて、制海権を失うことになった
※その後もスペインはオランダを奪い返そうとして努力していた
→一方でオランダは、バルト海での中継貿易で富を蓄えた
→そして、1602年に東インド会社を設立して
東南アジアにまで貿易網を広げ、国力を強めた
→結果的に、1609年の休戦条約で独立を事実上勝ち取った
=これら一連の流れを、オランダ独立戦争という
→その後は、オランダのアムステルダムが、フランドルの
アントウェルペン(アントワープ)にかわって国際金融の中心となった
※17世紀の前半には、オランダで学芸も盛んになった
ポイント
・独立するオランダについておさえる
このあたりが今回のポイントです