海外進出するイギリスについて
近代について、海外進出するイギリスを考えてみます
・海外進出するイギリスについて
・イギリスの王朝はテューダー朝のもとで強化された
※ただし、統治について国王は、議会で地域社会を代表したジェントリ(郷紳)と
呼ばれる大地主の自発的な協力が必要だった
→1530年代の宗教改革で国王は、国内の教会組織の頂点に立った
=結果的に、16世紀の後半に新教国としての国民意識が形成された
※このような改革が、議会立法を通じて達成されたことは、
イギリス絶対王政の議会の重要性を示していると言われている
・イギリスでは、15世紀の終わりから、囲い込み(エンクロージャー)が
進んで羊毛の生産が増大した
※囲い込み・・領主や地主が農地を農民から取り上げて、
生垣や塀で囲い込んで牧場にする動きのこと
※18世紀には、食料の増産のために、第2次囲い込みが行なわれた
→囲い込みの結果、毛織物工業が国民産業になった
=1600年の東インド会社の設立に見られた、エリザベス1世の時代の積極的な海外進出は、
議会の動きや囲い込みが背景にあると言われている
→その点でイギリスは、連邦制のもとで強い中央権力が弱く、その分、国の繁栄を
中継貿易に依存していたオランダにまさっていたと言われている
※イギリスの航海者のドレークという人は、途中でスペインの植民地やスペイン船を攻撃していた
→この動きを行いつつ、1577年から1580年にかけて世界周航を達成した
→さらに、無敵艦隊との戦いでも活躍していた
ポイント
・海外進出するイギリスの様子についておさえる
このあたりが今回のポイントです