近代ヨーロッパの宮廷文化と市民文化について

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投稿者:       投稿日時:2013/10/15 03:41      
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近代ヨーロッパの宮廷文化と市民文化について考えてみます

 

 

・宮廷文化と市民文化について

 

 

 ・17~18世紀のヨーロッパ文化は、君主の宮廷生活との結びつきを強め、

  君主の権威を見せつけるのに役立てられた

  →それを最もよく示したのは、17世紀のスペインやフランスで完成された

   豪壮華麗なバロック美術だった

   ※バロック美術の代表的な例に、ヴェルサイユ宮殿がある

 

 

 

 ・絵画の分野では、フランドル派の巨匠であるルーベンスや、

  その弟子のファン=ダイクが名高かった

  ※スペインのエル=グレコ、ベラスケス、ムリリョなども

   数々の優れた肖像画や宗教画を描いた

 

 

 

 ・文学の分野では、ルイ14世時代のフランスで以下のような人達が出てきた

  →・悲劇作家のコルネイユやラシーヌ

   ・喜劇作家のモリエール  など

    =これらの人達は、規律と調和を重視する古典主義の傑作を生んだ

  

  →また、リシュリューという人が1635年にフランス学士院(アカデミー)を作った

   ※フランス学士院は、フランス語の統一と洗練の努力を行った

    =結果、フランス語がヨーロッパの国々の上流社会で使われるようになった

 

 

 

 

 ・18世紀になると、バロックにかわって、繊細優美なロココ美術というのが広まった

  →ロココ美術は、王侯貴族や富裕市民に好まれた

   ※代表的な例に、フランスのワトーの絵画などがある

 

  →プロイセンのフリードリヒ2世がポツダムにたてたサンスージ宮殿は、

   ロココ美術の建築として有名になった

  →バッハやヘンデルの音楽もロココ美術が広まった時に完成された

 

 

 

 

 ・当時の文化の特徴の一つは、市民層の役割が増大したことだった

 

 ・西欧の国々では、「生活革命」という各目によって、一般の市民が貴族と一緒に

  海外からの茶、砂糖、コーヒーなどの新しくて珍しい商品を消費するようになった

  ※この時に、一般の市民を反映する文化が出てきた

 

 ・独立後のオランダでは、レンブラントという人が明暗を強調する画法で、

  市民の力強さを表現した

 

 ・イギリスでは、17世紀に以下のようなピューリタン文学の名作が生まれた

  →・ミルトンの「失楽園」

   ・バンヤンの「天路歴程」 など

 

 ・18世紀になると、イギリスで盛んな貿易活動や植民活動が行なわれていた

  →そのような背景で、以下のような小説が出版された

   ・デフォーの「ロビンソン=クルーソー」

   ・スウィフトの「ガリヴァー旅行記」  など

 

 ・イギリスでは、17世紀のなかばからコーヒーハウスのような、

  市民が交流する場が形成されていた

  =このような場所の形成は、文芸活動やジャーナリズムの発展を支えたと言われている

 

 

ポイント

・当時の宮廷文化についておさえる

・当時の市民文化についておさえる

 

このあたりが今回のポイントです

 

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