イギリスの改革について
イギリスの改革の様子について考えてみます
・イギリスの改革の様子について
・イギリスでは、自由主義的な性格を強めていた
→そのため、イギリスで以下のような動きが見られるようになった
・1828年に審査法が廃止された
・1829年にオコンネルという人など、アイルランド人の運動が起きた
※この運動の結果、カトリック教徒解放法という法律が誕生し、
国教徒以外でも公職につけるようになった
・また、当時の選挙制度が、産業革命後の社会の状況に合っていなかった
→そのため、イギリス国内で選挙法の改正を求める運動が激しくなった
=その結果、ホイッグ党内閣は1832年に改革を実現した
※この改革を、第1回選挙法改正という
・第1回選挙法によって、以下のような変化が起きた
→・有権者が激減してしまった選挙区(腐敗選挙区)が廃止になった
・廃止になった分の議席が、今まで独立した選挙区として認められていなかった
新興の商業都市や人口の多い州に分けられた
・選挙資格が拡大された
・産業資本家や、産業革命で豊かになった中流階級が政治的発言力を強めていった
・地主階級は、変わらず政治的な指導力を維持し続けた
※しかし、上のような状況でも、労働者はより民主的な選挙制度を求めるようになった
→そこで労働者は、1830年代後半から、男性普通選挙、議員の財産資格廃止など、
6カ条からなる、人民憲章というのを掲げて政治運動を行った
=この政治運動を、チャーティスト運動という
・イギリスは当時、産業資本家に有利な自由貿易政策が実現していた
※自由貿易政策が実現した理由は、コブテンやブライトなどが参加した反穀物法同盟という
同盟による運動の結果、1846年に穀物法が廃止されたことだと言われている
※穀物法・・地主階級の利益を守るために、外国産の穀物の輸入に高率の関税をかけて
穀物価格を維持する法律のこと
→その後、1849年には航海法も廃止された
→さらに、1834年には東インド会社の中国貿易独占権の廃止が実施された
ポイント
・イギリスの改革の様子についておさえる
このあたりが今回のポイントです