南北戦争後のアメリカについて
南北戦争後のアメリカと工業国としてのアメリカの誕生について考えてみます
・南北戦争後のアメリカについて
・南北戦争の後、荒れてしまった南部の再建が、共和党の主導で進められた
※南部諸州の連邦復帰は、10年あまりで完了した
・南部の再建の時に、連邦憲法が修正されたことで、奴隷制が正式に廃止された
→この時、解放黒人に投票権が与えられた
※ただし、南部諸州は1890年ころから州法やその他によって黒人の権利を制限した
※さらに、社会的な差別の待遇を進めた
=そのため、憲法の条項の意味が無くなってしまった
・解放された黒人の多くは、シェアクロッパーとして苦しい生活を送った
※シェアクロッパー・・分益小作人ともいい、収穫の半分程度を地主に
おさめなければならなかった
・一方で、南部の没落した旧大農場主(プランター)は、白人の小農民や
新しく出てきた産業資本家などと一緒に、北部を地盤とする共和党に対して、
南部を民主党の地盤とした
・一部の白人は、クー=クラックス=クラン(KKK)などの秘密結社を組織して、
非合法の手段で黒人へ迫害を続けた
・一方で、西部では、最初に1860年前後からネヴァダやコロラドなどで、
金銀の採掘が始まった
→その後、牧畜業が栄えたため、牛を東部の市場に供給していった
→そして、農民がミシシッピ川以西の大平原地域に進出し、小麦の生産地帯を作っていった
・西部の発展によって、以下のようにして東部と西部を結ぶ通信や交通の機関も整備された
→有線電信の開通が始まった
→その後、1869年に最初の大陸横断鉄道が完成した
※西部開拓が進んだことによって、1890年代にフロンティアが消滅した
ポイント
・南北戦争後のアメリカの様子についておさえる
このあたりが今回のポイントです