ドル=ショックと石油危機について
ドル=ショックと石油危機について考えてみます
・ドル=ショックと石油危機にについて
・アメリカの財政が、以下のような理由で悪化した
→・ベトナム戦争の戦費の増大
・社会政策の費用の増大
・日本や西ヨーロッパなどの先進諸国が躍進してきた など
※そのためアメリカは、1971年には1世紀近く続いた
黒字の貿易収支が赤字になった
→そのため、当時の大統領だったニクソンという人が、以下のようなことを行った
・1971年に金とドルの交換を停止した
=この動きを、ドル=ショックという
→結果的に、戦後からドルを基軸通貨として、アメリカ合衆国が
世界経済を支えてきたブレトン=ウッズ体制が難しくなってきた
=そのため、世界はアメリカ、日本、西ヨーロッパの3つが強くなる
という構造になっていった
・1973年に、エジプト、シリアとイスラエルとの間で第4次中東戦争が起きた
→すると、サウジアラビアなどのアラブ輸出国機構(OAPEC)が、
イスラエルを支援する国々に対して原油の輸出の停止や制限などを行った
→上に加えて、石油輸出国機構(OPEC)が原油価格の大幅な引き上げを行った
※これを、第1次石油危機という
=そのため、石油の安さを前提にして経済成長を続けてきた先進の工業国は
大きなダメージを受けることになった
→ドル=ショックとオイル=ショック(石油危機)は、先進国の好況を止めた
=その結果、ヨーロッパの国々やアメリカの経済成長の勢いが弱くなっていった
※ただし、日本は2つのショックの後に経済が復活していった
ポイント
・ドル=ショックについておさえる
・オイル=ショックについておさえる
このあたりが今回のポイントです