日本の経済の歴史について② -高度成長と石油危機-

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投稿者:       投稿日時:2013/11/17 21:41      
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日本経済の歴史について、高度成長と石油危機の部分から考えてみます

 

 

・高度経済成長について

 

 ・高度成長・・日本は1950年代の半ばから、高度経済成長という急速な経済成長が起きた

  ※特に、1955年から1973年の石油危機までは、平均10%前後の成長をして、

   この期間にGNPが約6倍になった

   →高度経済成長については、1956年度の「経済白書」というもので、

    「もはや戦後ではない」と宣言されたことから、確認された

 

 

 

・高度経済成長を引き起こしたポイントは何だったのか

 →高度成長のポイントは、間接的なものと直接的なものがあったと言われている

 

 

 ・間接的な要因

  

  ・戦後から政治や経済の制度を改革していった

 

  ・安くて質の高い労働力が多かった

 

  ・日本国民の貯蓄の意識が高かった

   (日本の国民は、世界と比べても、所得の中から貯金をする割合が高い)

 

  ・IMF-GATT体制という体制の中で、自由貿易が行われた

  ・世界全体も景気が良かった

  ・原油の価格が安定していた

   →国際という面での経済の状態が良かった

 

 

 ・直接的な要因

 

  ・企業が設備への投資を大量に行っていた

 

  ・産業ごとに、様々な利益を狙うようになっていった etc

 

 

 

 

・1970年代の日本経済について

 →1970年代から、日本の成長の勢いが弱まってきた

  =勢いが弱まるきっかけになった出来事として、

   1971年8月のニクソンショックという出来事がある

   ※ニクソンショック(ドルショック)・・アメリカが金とドルの交換を停止する

                      という出来事のこと

    →ニクソンショックによって、1ドル=360円から、

     1ドル=308円に切り上げられた(円高になった)

 

 

 ・決定的に高度経済成長を止めた原因は、

  1973年の石油危機(第一次石油危機)だった

 

  →1973年に第四次中東戦争という戦争が発生し、

   その時にOPEC(石油輸出国機構)というところが石油の値段を約4倍に引き上げた

 

  ※石油危機の影響で、日本はスタグフレーションとなった

   ・スタグフレーション・・不況と物価上昇が同時に起きること

 

  ※第一次石油危機が原因で、1974年に日本は、戦後初めてのマイナス成長となった

   ・マイナス成長・・実質GDPが前年度の実質GDPを下回ること

 

  →1979年にも石油危機(第二次石油危機)が起き、

   1980年代前半までの年平均成長率は4.1%になった

 

 

 ・さらに、日本政府は経済成長のために産業を優先したので、

  この動きが公害問題、都市問題などを引き起こした

  ※都市問題・・地域が都市化することによって発生する問題のこと (環境の破壊など)

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