院政の時期の文化について

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投稿者:       投稿日時:2013/10/22 02:26      
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院政の時期の文化について考えてみます

 

 

・院政期の文化について

 

 ・貴族文化が院政の時期になると、新しく出てきた武士や庶民などと、

  その背景にある地方の文化を取り入れるようになったので、

  新鮮で豊かな文化が生まれたと言われている

 

 

 

 ・院政期の文化の概要について

 

 

  ・聖や上人などと呼ばれた民間で宗教を広める人が活躍したことで、

   浄土教の思想が広がった

   →そのため、浄土教の優れた美術が多かったと言われている

 

  ・浄土教の美術の例

   →・奥州藤原氏・・平泉の中尊寺金色堂

    ・陸奥・・白水阿弥陀堂

    ・九州豊後・・富貴寺大堂 etc

 

 

  ・後白河法皇が、自分で今様を勉強して、「梁塵秘抄」というものを作った

   →このことから、貴族と庶民との文化に深い関わりがあったと言われている

    ※今様・・当時民間で流行した歌謡のこと

    

   →今様以外に、催馬楽や朗詠なども流行していた

    ※催馬楽・・歌謡の一種

     朗詠・・和漢の優れた句を吟じること

 

 

  ・田楽や猿楽と呼ばれる芸能が、庶民にも、貴族にもすごく流行し、

   様々な場所で演じられた

   ※田楽・・田んぼに関する芸能のこと

    猿楽・・滑稽なモノマネや言葉芸などのこと

 

 

 

 ・当時の文学について

 

  ・「今昔物語集」という、インド、中国、日本の約1000の説話を

   集めたものが作られた

   →今昔物語集は、武士や庶民の生活を上手に表現していると言われている

 

  ・「将門記」という、将門の乱を書いたものが作られた

  

  ・「陸奥話記」という、前九年合戦についてを書いたものが作られた

 

   =「将門記」や「陸奥話記」などは、軍記物語と言われている

 

 

  ・「栄華物語」や「大鏡」などと言う、和文体の優れた文章が書かれた

 

   =「栄華物語」や「大鏡」などは、歴史物語と言われている

 

   ※院政の時期以前は、物語文学が盛んだった 

  

 

 

 ・当時の絵画について

 

  ・大和絵の手法が絵巻物に使われた

   ※絵巻物・・大和絵の方法に、絵と詞書を加えて、時間の進行を表現したもののこと

 

 

  ・絵巻物の種類について

 

   →・「源氏物語絵巻」というのが、貴族の重要に合わせて描かれた

 

    ・「伴大納言絵巻」というのは、都で起きた火事を取材したことについて描かれている

 

    ・「年中行事絵巻」というのは、朝廷の年中行事を描いていた

 

    ・「鳥獣戯画」という、動物を擬人化して描かれた絵巻がある

 

    ・「信貴山縁起絵巻」という、風景や人物を上手に描いた絵巻がある

 

 

  ・絵巻物以外の美術について

   →絵巻物以外に、「扇面古写経」の下絵などがある

    ※「扇面古写経」は、地方の社会や庶民の生活が描かれている

 

 

 

 ・その他の文化について

 

  ・その他として、厳島神社がある

   →厳島神社には、平家納経が残されている

    ※平家納経・・平清盛が一族の繁栄を願って、厳島神社に奉納した経巻のこと

 

  →厳島神社は、平氏の勢いが盛んだったこと、貴族的な性格が強かったことなどを

   物語っていると言われている

 

 

 

ポイント

・院政期の文化の概要、文学、美術、その他などを押さえる

 

このあたりが今回のポイントです

 

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