第一次世界大戦の時の大戦景気について

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投稿者:       投稿日時:2013/10/28 13:04      
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第一次世界大戦の時の大戦景気について考えてみます

 

 

・大戦景気について

 

 

 ・第一次世界大戦の時は、日本はヨーロッパでの戦いの外側にいたため、

  日本に大戦景気という景気が来た

  →この大戦景気によって、明治時代の終わりから続いていた

   不況と財政危機が一緒に解決した

 

  

 

 

・大戦景気によって、どのような変化が起きたのか

 

 

 

 ・織物業について

 

  ・ヨーロッパがいなくなったアジアの市場で、日本の綿織物の輸出が大量に増えた

 

  ・戦争景気になっているアメリカの市場に対して、日本の生糸の輸出が大量に増えた

 

   →この結果、日本はものすごい輸出超過になった

 

    ※1914年に11億円の借金があった日本が、

     1920年に27億円以上の資金を持つようになった

 

 

 

 ・海運業と造船業について

 

  ・世界全体で船が足りなくなったため、海運業と造船業で、

   驚くほど景気の良い状態になった

   →この時に、日本は世界第3位の海運国になった

    ※そのため、船成金という人たちが出てきた

 

 

 

 ・鉄鋼業について

 

  ・八幡製鉄所を広げたり、満鉄が鞍山製鉄所という製鉄所を作ったりした

   →この勢いに乗って、民間会社の設立も多かった

 

 

 

 ・薬品と肥料と染料の分野について

 

  ・戦争によって、ドイツからの輸入が途絶えてしまった

   →そこで、化学工業という分野が出てきた

 

 

 

 ・電力業について

 

  ・大きな水力発電が行われるようになった

 

  ・猪苗代・東京間での長距離の送電が出来るようになった

 

  ・電灯が農村でも見られるようになった

 

  ・工業で動かす時に、蒸気力から電力へ切り替えた

 

  ・電気機械の国産が増えていった

   

   →その結果、重化学工業が工業生産額を高めていき、

    工業生産の30%を占めるようになった

 

 

   ※工業が活躍したことで、工業生産額が農業生産額を追い越すまでになった

    =そのため、日本は工業国になっていった

     →工業国になった影響で、男性の労働者の増加が著しかった

 

 

 

 ※大戦景気の時に、以下のようなことも起きた

   

  ・驚くほどの好景気によって、資本家がかなりのお金を持つようになり、

   成金という人たちが出てきた

   ※成金・・急にお金持ちになった人達のこと

 

  ・好景気によって、物価が急激に上昇したため、物価に苦しめられた民衆が増えた

 

  ・工業が発展していった裏で、寄生地主制だった農業の勢いが弱くなった

 

 

 

ポイント

・大戦景気の時の織物業について押さえる

・大戦景気の時の海運業と造船業について押さえる

・大戦景気の時の鉄鋼業について押さえる

・大戦景気の時の薬品と肥料と染料の分野について押さえる

・大戦景気の時の電力業について押さえる

・大戦景気の時に起きた出来事について押さえる

  

このあたりが今回のポイントです

 

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