プレートの境界と造山帯について
プレートの境界と造山帯について考えてみます
・プレートの境界と造山帯について
・狭まる境界では、地殻や堆積物が押されるので、地層が曲げられて褶曲ということが起きる
→大陸プレートどうしが衝突している境界では、大規模な褶曲山脈が出来る
・海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込んでいる境界では、
海底が急に深くなって海溝になる
→大陸プレートのへりには、弧状の列島(島弧)や火山列が出来る
※代表的な列島に、日本列島がある
=このように、隆起運動が盛んで山脈が作られる地帯を、造山帯という
※現在では、プレート運動によって激しい地殻変動がおこる地帯を変動帯という
・ユーラシア大陸の南部をほぼ東西にはしるアルプス=ヒマラヤ造山帯と、
太平洋をとり巻く環太平洋造山帯には、現在も成長し続ける褶曲山脈が連なっている
=これらを、新期造山帯という
※褶曲山脈をつくるような激しい活動を、造山運動という
→新期造山帯のプレートの境界や活断層に沿ったところでは、
地下の岩石が割れたり、ズレ動いたりするため、地震が頻発している
・一方で、地質時代という古い時代に活動した造山帯もある
※ウラル造山帯やアパラチア造山帯などは、2億年以上前までに活動を終えた造山帯だった
→造山帯の活動が終わってからは、山脈は侵食作用を受け、
現在は低くなだらかな山地や丘の連なりになっている
=このような造山帯を、古期造山帯という
※古期造山帯は、石炭などの化石燃料が多く出てくる
→この石炭は、ヨーロッパの工業地帯が成立する基盤にもなった
ポイント
・プレートについておさえる
・造山帯についておさえる
このあたりが今回のポイントです