気候要素と気候因子について

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投稿者:       投稿日時:2013/10/30 04:01      
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気候要素と気候因子について考えてみます

 

 

・気候要素と気候因子について

 

 

 ※気候とは・・毎年繰り返される大気の平均的な状態のこと

  →気候は、気候要素によって成り立ち、気候因子の影響を受けている

 

 ※気候要素・・気温、降水、風などの気候に関する要素のこと

 

 ※気候因子・・緯度、高度、地形などのこと

 

 

 

 

 

 

・気温について

 

 

 ・気温は、その場所が受ける太陽エネルギーの影響によって変わる

  ※特に、緯度が低いほど気温は高くなる

 

 ・気温は、海抜高度や、海からの距離などの気候因子の影響を受ける

  ※高度について

   →・高度100mについての気温の低下量を、気温の逓減率(減率)という

    ・場所や季節によっても違いがあるが、高度100mに対して、

     平均的に約0.65℃だと言われている

 

 ・気温の日の変化と年の変化の大きさを、それぞれ日較差、年較差という

  ※日較差と年較差について

   →・日較差・・1日のうちの最高気温と最低気温の差のこと

    ・年較差・・最暖月平均気温と最寒月平均気温の差のこと

    ・年較差は、緯度や海洋の影響を受ける

     ※・年較差は、高緯度地方、とくに大陸内部で大きくなる(これを大陸性気候という)

      ・一方で、海に近いところで年較差は小さくなる(これを海洋性気候という)

 

 

 

 

 

 

・降水について

 

 

 ・年降水量は、赤道付近で最も多く、緯度30度弱の回帰線付近で減少する

  ※これは、上昇気流と下降気流の関係から説明できると言われている

 

 ・大陸上での降水は、海からの距離が増すにつれて減少する

 

 ・季節によって降水量は違うため、同じ年降水量でも植生や農産物は変化する

 

 ・降水は、年による変動が大きい

  →そのため、降水によって、干ばつや豪雨による洪水などの災害が起こることもある

 

 

 

 

 

 

・風について

 

 

 ・風は、気圧が高いところから低いところに向かって吹く

 

 ・風は、低圧帯と高圧帯の分布によって、大規模な風の流れが作られる

  =この風の流れを、大気大循環という

 

 ・赤道付近では、上昇気流が起こり、赤道低圧帯になる

 

 ・緯度20~30度付近では、下降気流が強くなり、亜熱帯高圧帯(中緯度高圧帯)になる

 

  →高圧帯から赤道低圧帯に向かって吹く風を、貿易風という

  →高圧帯から亜寒帯低圧帯に向かって吹く風を、偏西風という

   ※貿易風や偏西風は、障害物のない海上で強く、海流発生の主な原因になる

 

 ・海と陸の間での温まりやすさと冷えやすさ(これを比熱と熱容量という)の違いから、

  季節風(モンスーン)が現れる

  ※季節風は、冬は陸から海へ、夏は海から陸へと風向きを変える

 

  ※北半球の夏の季節風は、東アジアから南アジアにかけての広い地域に

   大量の雨を降らすと言われている

 

 

 

 

 

 

 

・異常気象について

 

 ※異常気象とは・・通常の気候状態には現れなかったような、大気現象のこと

 

 ・大気現象の発生原因の一つに、エルニーニョ現象がある

  ※エルニーニョ現象とは

   →数年に一度発生し、太平洋の中部から東部にかけての赤道付近の海面水温が、

    平年に比べて大幅に高くなる現象のこと

 

 

 

ポイント

・気候要素についておさえる

・気候因子についておさえる

 

このあたりが今回のポイントです

 

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