植生と土壌について

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投稿者:       投稿日時:2013/10/30 04:30      
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植生と土壌について考えてみます

 

 

・植生について

 

 

 ※植生とは・・植物の種類ではなく、森林や草原など、

        植物の生え方によって生じる景観のこと

 

 ・植生で最も重要な要因は、気候だとされている

  →中でも、気温と降水量の影響を強く受けている

   ※ただし、地形や土壌などの影響も一応受けている

 

 ※ケッペンは、植生を指標として気候区分をしている

  →そのため、植生分布は気候帯の分布に似ている

 

 

 

 

 ・気候区分による植生について

 

  ・熱帯・・気温と降水量が両方恵まれていて、樹高が高く樹種の多い熱帯雨林が

       分布している

 

  ・亜寒帯・・寒さが厳しく、樹種が単一の針葉樹林(タイガ)が多い

 

  ・乾燥帯・・基本的に植物はほぼ育たないが、

        雨季になると、ステップやサバナなどの草原が広がる

 

  ・寒帯・・基本的に植物はほぼ育たないが、短い夏にコケ類などからなる

       ツンドラが広がる

 

 

 ※植生は、環境が厳しくなるにつれて、以下のような特徴がある

  →・たけが低くなる

   ・分布の密度がまばらになる

   ・植物の種類が減る

 

 

 

 

 

 

 

・土壌について

 

 

 ※土壌とは・・地表の岩石や堆積物が、その場所の地形、気候、植物などの影響を受けて、

        物理的または化学的に変化した土のこと

 

 ・一般に、植物が多いところでは、それが分解されて肥沃な土壌になる

 

 ・一方で、以下のようなことが起こると、やせた土壌になる

  →・降水量が多すぎて、養分が流されてしまう

   ・気温が低いと、落ち葉などの分解が進まない

 

  =土壌の性質は、気候の影響を強く受けるため、気候区分図と似ている

   →ただし土壌は、もととなる岩石によって、気候や植物とは無関係な特徴を

    示すことがある

    ※気候区分図と似ている種類の土壌を、成帯土壌といい、

     ラトソルや褐色森林土などがある

    ※無関係な特徴を示す種類の土壌を、間帯土壌という

 

   →間帯土壌の例として、以下のようなものがある

    ・石灰岩が風化したテラロッサ(地中海地方の石灰岩地域に分布する)

    ・玄武岩が風化したレグールやテラローシャ

    ・風によって運ばれた細かな土が堆積したレス

    ・火山性土壌  など

 

 

 

 ・河川によって運ばれた土砂が堆積した沖積平野では、

  洪水の時に上流から栄養分が供給される

  →そのため、一般的に土壌は肥沃になる

   ※肥沃な土壌がある土地では、農業が盛んで穀倉地帯となる

 

   ※古代文明が大河のほとりで発生したのも、

    肥沃な沖積平野の土壌があったためだと考えられている

 

 

 

ポイント

・植生についておさえる

・土壌についておさえる

 

このあたりが今回のポイントです

 

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