温帯(C)について① -CsとCw-

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投稿者:       投稿日時:2013/10/30 04:20      
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温帯について、CsとCwを中心に考えてみます

 

 

・温帯(C)について

 

 

 ※温帯は、以下のような特徴がある

  ・他の気候帯に比べて四季の変化がはっきりしている

  ・冬の寒さも夏の暑さも厳しくない

  ・人間活動が最も盛んな気候帯だとされている

 

 

 

 

 

 

・地中海性(温暖夏季少雨)気候区(Cs)について

 

 

 ・年降水量が比較的少ない

 

 ・降水の大半が、冬の亜寒帯低圧帯に発生する低気圧や前線によってもたらされる

 

 ・夏は亜熱帯高圧帯に入るため、高温になるものの、湿度が低いので夏をしのぎやすい

 

 ・夏の乾燥が強いため、乾燥に強い常緑樹が育つ

 

 ・夏の日射量が多い

  →そのため、オリーブやコルクがしなどの樹林作物、

   いちじくやぶどうなどの果樹栽培が盛んになる

 

 ・大陸の西岸で、乾燥気候帯の高緯度側にあたる地方に分布する

  ※そのため、地中海沿岸から西アジアにかけての地域に広く見られる

 

 ・南アメリカや北アメリカでは、緯度の関係と大陸の西部にある山脈の影響によって、

  狭い地域だけで地中海性気候区が分布する

 

 ・南アフリカやオーストラリアの南部では、緯度の関係で、

  狭い地域だけで地中海性気候区が分布する

 

 ・冬小麦の栽培は、長い歴史を持っている

  ※ただし、夏作には一般的に灌漑を必要とする

  ※カリフォルニアなどでは、稲作も行われている

  ※地中海沿岸以外でも、同じような農産物が栽培されている

 

 ・ヨーロッパ中北部の人々は、夏季に天気があまりよくないため、

  太陽を求めて地中海沿岸のリゾート地に長期滞在することが多い

 

 

 

 

 

 

・温暖冬季少雨気候区(Cw)について

 

 

 ・赤道低圧帯、季節風、前線帯などの影響で、夏に多くの雨が降る

 

 ・冬に気温が低くなるため、温帯に分けられるものの、低地の夏は熱帯レベルで暑い

 

 ・常緑広葉樹が茂るものの、高度や緯度が高まるにつれて、落葉樹や針葉樹も茂ってくる

 

 ・アジアの水はけのよい斜面では、茶も作られる

 

 ・それぞれの大陸上で、熱帯のサバナ気候区の高緯度側や、高度が高いところに

  隣接して分布している

  ※アジアでは、夏の前後に梅雨前線などの前線帯の影響を受ける、

   中国東北部(華中)や朝鮮半島にも分布する

 

 ・降水量は、一般に地中海性気候より多い

 

 ・温暖な時期に季節風や低気圧の影響で雨が多い

  →そのため、農業には適した土地であり、東アジアでは稲作が広く行なわれている

 

 

 

ポイント

・温帯(C)の概要をおさえる

・地中海性(温暖夏季少雨)気候区(Cs)についておさえる

・温暖冬季少雨気候区(Cw)についておさえる

 

このあたりが今回のポイントです

 

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