温帯(C)について② -CfaとCfb-

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投稿者:       投稿日時:2013/10/30 04:23      
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温帯(C)について、CfaとCfbを中心に考えてみます

 

 

・温暖湿潤気候区(Cfa)について

 

 

 ・亜寒帯低圧帯で発生する低気圧や前線などの影響で、一年を通じて降水が見られ、

  年降水量も多い

 

 ・常緑広葉樹と落葉広葉樹が分布する

 

 ・東アジアでは、カシやシイなどの常緑広葉樹林が広がり、稲作が行なわれている

 

 ・Cfaは、中国南部から日本にかけての東アジア、オーストラリア東部、

  アメリカ合衆国東部、アルゼンチンなどに分布していて、夏の気温が高い

 

 ・東アジアでは、季節風や梅雨前線帯の影響で、夏の降水が多い

 

 ・緯度が低い中国南部やフロリダ半島では、冬は温暖でしのぎやすい

 

 ・緯度がやや高いアメリカ合衆国北東岸では、冬の冷え込みが厳しく、

  気温の年較差が大きい

 

 ・東アジアでは、台風と呼ばれる熱帯低気圧の上陸や接近によって、

  暴雨風に見舞われることがある

  ※北アメリカでは、ハリケーンと呼ばれている

  ※南アジアでは、サイクロンと呼ばれている

 

 ・土壌は主に褐色森林土で、緯度が低い地方には赤色土も見られることがある

 

 ・アメリカ合衆国東部では、とうもろこし、大豆、綿花などが栽培される

 

 ・南アメリカ南東部の湿潤パンパでは、小麦やとうもろこしなどが栽培される

  

  ※アメリカ合衆国東部や湿潤パンパでは、混合農業が盛んになっている

 

 

 

 

 

 

・西岸海洋性気候区(Cfb)について

 

 

 ・どの季節にも適度な降水量があり、月による変動が少なく、年降水量があまり多くない

 

 ・同じ緯度帯の大陸東岸と比べると、冬がそこまで冷え込まない

  →そのため、年平均気温が高く、気温の年較差が少ない

 

 ・主にブナやコナラなどの落葉広葉樹が育つ

  ※しかし、低地の大半は農地や牧草地となっていて、原生林はほとんど残っていない

 

 ・西岸海洋性気候区は、以下のような場所に分布している

  →・地中海性気候区の高緯度側

   ・西から吹く風をさえぎる大山脈がない、西ヨーロッパから中部ヨーロッパ

   ・スカンディナヴィア半島の大西洋岸では、海流の影響で、分布が北極圏に達している

   ・ヨーロッパ以外で、カナダやアラスカの太平洋側、チリ南部、オーストラリア南東部、

    ニュージーランドなどに分布する

   

 ・ユーラシア大陸の西岸では、偏西風や亜寒帯低圧帯で発生する低気圧や前線などの

  影響を受ける

  ※偏西風・・北大西洋海流の上を渡ってくる暖かく湿った暖流のこと

 

 ・霧が出やすい地域もある

 

 ・四季を通じて比較的おだやかな気候で、生活しやすい

 

 ・肥沃で農業に適した褐色森林土が分布している

  ※そのため、主に混合農業や酪農が行なわれている

 

 

 

ポイント

・温暖湿潤気候区(Cfa)についておさえる

・西岸海洋性気候区(Cfb)についておさえる

 

このあたりが今回のポイントです

 

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