亜寒帯(D)と寒帯(E)について

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投稿者:       投稿日時:2013/10/30 04:26      
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亜寒帯(D)と寒帯(E)について考えてみます

 

 

・亜寒帯(D)について

 

 ※亜寒帯は、冷帯とも言う

 

 ・亜寒帯の特徴

 →・低温で蒸発量が少ないため、内陸地方でも比較的湿潤だとされている

  ・地中には、土壌が凍結した永久凍土があることが多い

  ・夏には、凍土層の表面も、ある程度の深さまでは溶けるので、湿地が広がる

    →そのため、寒さに強い単一または少数の樹種からなる

     針葉樹林(タイガ)が広がっている

 

   ※針葉樹の落ち葉は分解されにくく、酸を作る

    →この酸は、土を褐色にする鉄分を溶かしてしまう

     =そのため、冷帯の土壌が白っぽいポドゾルになる

 

 ・分布・・亜寒帯は、主に北半球の高緯度地方に分布する

 

 

 

 

・亜寒帯(冷帯)湿潤気候区(Df)について

 

 

 ・特徴

  →・偏西風の影響で、年中雨が降る

   ・主にエゾマツなどの常緑針葉樹林が分布する

   ・南部では、落葉広葉樹が多い

    ※さらに、南部で小麦栽培、混合農業、酪農などが行なわれる

 

 ・分布・・Dfは、北アメリカ北部やユーラシア大陸北西部に分布する

 

 

 

 

・亜寒帯(冷帯)冬季少雨気候区(Dw)について

 

 

 ・特徴

  →・冬に、大陸上でシベリア高気圧が発生する

    →そのため、降水量が少なく、低温になる

   ・夏は、気温が比較的高くなり、気温の年較差が大きい

   ・落葉針葉樹のカラマツを中心とするタイガがある

 

 ・分布・・ユーラシア大陸の北東部のみに分布する

 

 ・産業・・農業はほとんど行われてなく、林業やトナカイの遊牧が盛んになっている

 

 

 

 

 

 

・寒帯について(E)

 

 

 ・特徴

  →・極の圏内では、太陽の高度が低い

    →そのため、夏には一日中暗くならない白夜となる

     ※逆に、冬には全く太陽が昇らない日(極夜という)

   ・寒さは年中厳しい

  ・土壌も深くまで凍って永久凍土を形成する

    →そのため、植物の生育にはきわめて不利だとされている

 

 

 

 

・ツンドラ気候区(ET)について

 

 

 ・特徴

  →・冬は、雪と氷におおわれる

   ・夏は、気温が上がり、コケ類や小低木が育つツンドラとなる

 

 ・分布・・北極海沿岸とチベット高原上に分布する

 

 ・産業・・農業は行なわれず、北極海沿岸ではアザラシなどの狩猟や、

      トナカイの遊牧を行うエスキモー(イヌイット)やサーミなどの

      北方民族が生活している

 

 

 

 

・氷雪気候区(EF)について

 

 

 ・特徴

  →・内陸部での年降水量は少ない

   ・低温で雪が溶けないため、大陸氷河におおわれている

   ・南極での氷の厚さは3000m以上もある

 

 ・分布・・南極大陸とグリーンランドに分布する

 

 

 

ポイント

・亜寒帯(冷帯)(D)の概要についておさえる

・亜寒帯(冷帯)湿潤気候区(Df)についておさえる

・亜寒帯(冷帯)冬季少雨気候区(Dw)についておさえる

・寒帯(E)の概要についておさえる

・ツンドラ気候区(ET)についておさえる

・氷雪気候区(EF)についておさえる

 

このあたりが今回のポイントです

 

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