産業と自然・産業と世界との関係について
産業と自然・産業と世界との関係について考えてみます
・産業と自然について
・人は、気候、地形、水、土壌、植生など様々な自然環境から強い影響を受けている
→そこで人間は、地形や気候に合う作物を栽培するなど、自然に適応し、
自然の制約を克服するように工夫してきた
→同時に、居住や生産活動に適するように自然環境を変え、生活の場を広げてきた
=結果的に、以下のようなことが起きた
・人間が自然環境に働きかける力が強くなった
→そのため、自然の制約にあまり影響されない産業が発達した
※代表的なものに、生産過程を人間が管理するという工業製品がある
・現在では、産業がグローバル化して、国をこえた流通が盛んになった
→そのなかで、全く異なる環境条件で作られた製品が簡単に手に入るようになった
=現在は、自然の制約がますます小さくなっていると考えることが出来る
・一方で、資源の消費や環境問題など、産業と自然との関わりが問題だとも言われている
・産業のグローバル化について
※産業のグローバル化とは
→様々な産業で、生産、流通、消費の全ての分野で国境の壁が消えていくこと
※グローバル化が進んだ理由
・ロシアや中国などの社会主義の体制を採用していた国々が、
1980年代から積極的に市場開放を進めた
・生産拠点が先進国から発展途上国に移動した
・発展途上国など、現地への技術の移転が進んだ
・日本の衣食住は、全ての面で様々な国と地域のものが使われている
→衣・・中国を始めとした発展途上国から来る
食・・日本の食料品の半分以上が外国からの輸入
住・・家に必要な木材は、北洋材や熱帯材などの外国の木材に依存している
※これらの生産や流通には、多国籍企業が関わっていると言われている
・多国籍企業・・複数の国に資産と活動の拠点を持っている企業のこと
ポイント
・産業と自然についての概要をおさえる
・産業と世界についての概要をおさえる
このあたりが今回のポイントです