オーストラリアとアジアとの関係について
オーストラリアとアジアとの関係について考えてみます
・オーストラリアとアジアとの関係について
・オーストラリアは、1970年代以降から、アジアからやってきた人々の数が急増した
※なぜ、アジアから来る人が急増したのか
・ベトナムやカンボジアからは、長年の戦争や内戦によって生じた多くの難民を
積極的に受け入れた
・香港の中国返還が決まると、1980年代後半から1990年代半ばにかけて、
多くの人々が香港からオーストラリアに移り住んできた
・中国、フィリピン、マレーシアなどから移り住んだ人も多い
=移民の数は、戦乱、政治不安など、出身国や地域の事情に大きく左右される
・オーストラリアは、1960年代までは、イギリスが最大貿易相手国だった
→しかし、イギリスの占める割合はその後だんだんと低下していった
=現在では、アメリカや日本など、アジアや太平洋圏の国々へと変化してきている
※特に、韓国や中国の割合が急増している
→そのため、オーストラリアのデパートなどでは、衣服や食料品などを中心に、
アジアの国々からの輸入品が増えた
・一方で、距離的に近いシンガポールやインドネシアなどは、
市街地のスーパーマーケットや商店に、新鮮さが求められる生鮮食料品が、
ほぼ毎日オーストラリアから空輸されている
・また、オーストラリアの旅行代理店にある観光パンフレットにも、
東南アジア諸国へのツアーが扱われるようになった
→そのため、インドネシア、マレーシア、タイのリゾート地などを
訪れるオーストラリア人は年々増加している
※日本とオーストラリアとの関係は、どのようになっているのか
・オーストラリアにとって日本は、第1位の輸出相手国、第2位の輸入相手国になっている
→オーストラリアは日本に、石炭や液化天然ガスなどの一次産品を輸出する
→オーストラリアは日本から、乗用車や自動車部品などの加工品を輸入する
・オーストラリアは、自然に恵まれ、珍しい動植物が豊富なため、
観光が重要な産業の一つとなっている
※現在は、日本をはじめとして、アジアの国々からの観光客も多い
→中でも、ゴールドコーストは整備の進んだ海浜リゾートになっている
=ここには、日本のレジャー企業によって開発されたマンションやホテルが多い
・定年後にオーストラリアに移り住む日本人も増えてきている
・日本とオーストラリアとの間で結ばれているワーキングホリデー制度を利用して、
両方の国の若者が現地で働きつつ、それぞれが相手国の生活や文化を直接体験する
ということも活発に行われている
※ワーキングホリデー・・労働許可付きの休暇旅行のこと
ポイント
・オーストラリアとアジアとの関係についておさえる
・日本とオーストラリアとの関係についておさえる
このあたりが今回のポイントです