現代の世界の貿易について② -貿易に対する各国の動き-
現代の世界の貿易について、貿易に対する各国の動きについて考えてみます
・貿易に対する各地域の動きについて
・自由貿易とは反対に、それぞれの国を考慮して、国の利益を守るために、
自由貿易協定を結んで、特定の国との経済的な関係を強めていく場合がある
→自由貿易協定の例としては、以下のようなものがある
・1967年に、組織されたヨーロッパ共同体(EC)
→ECは、1993年に欧州連合(EU)となり、
巨大な経済地域として発展している
・1967年に、東南アジアで東南アジア諸国連合(ASEAN)というのが作られた
→ASEANは、1980年代以降の工業化の進展によって、
経済力が増してきている
=結果的にASEANは、ASEAN自由貿易地域(AFTA)の
実現を目指している
・1994年に、アメリカ、カナダ、メキシコは、
北米自由貿易協定(NAFTA)を始めた
・南アメリカで、南米南部共同市場(MERCOSUR)が作られた
→これらの自由貿易協定には、以下のような特徴がある
・加盟国どうしでの関税の撤廃をすることで、自由貿易が促される
・加盟国どうしの自由貿易協定を重視することで、世界が地域ブロックに分けられ、
地域主義が強くなる懸念がある
・貿易による各国の動きと結びつきについて
・貿易額は、EUとアメリカが圧倒的に多い
・日本は、貿易額を中国に抜かれ、ASEANに抜かれそうな状況にある
・現在は、輸出額から様々な経済事情を考察することが出来ると言われている
・自由貿易協定を結ぶ地域は、それぞれの大陸や地域の隣どうしの国々によって
作られていることが多い
※アジアは、ヨーロッパやアメリカに比べて自由貿易協定の設立に向けた動きが
遅れたものの、最近では各地で自由貿易を結ぶ動きが見られるようになった
→一方で、海をこえた自由貿易協定も結ばれている
=現代の貿易は、地域主義の動きと同時に、世界中で貿易に関するネットワークが
作られるという、とても複雑な状況になっている
ポイント
・貿易に対する各地域の動きについておさえる
・貿易による各国の動きと結びつきについておさえる
このあたりが今回のポイントです