多民族が対立する地域の問題について -ユーゴスラビアの例-
多民族が対立している地域の問題について、ユーゴスラビアを例に考えてみます
・ユーゴスラビアの歴史的な流れについて
※ユーゴスラビアは、複数の言語や宗教が存在するという多民族国家になっている
・第二次大戦後
→民族間のバランスを維持して連邦制を守ってきた
・1980年代
→民族間の経済格差、民族主義的な考え方の高まりなどによって、
利害の対立が激しくなった
・1991年
→スロベニアとクロアチアが連邦から独立した
→その後に、マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナが独立を宣言した
※この時にユーゴスラビアが解体した
=しかしその後に、どの民族が支配権を握るかということについて
激しい紛争が起きた
・1990年代半ば
→ボスニア・ヘルツェゴビナで、セルビア人、ムスリム人、クロアチア人が衝突して、
多くの犠牲者を出した
・紛争については、ヨーロッパ連合(EU)や国際連合が紛争の解決のために、
努力をした
=しかし、結果的にNATO(北大西洋条約機構)がセルビア人に圧力をかけて、
ぶつかる民族を引き離すことしか出来なかったと言われている
ポイント
・ユーゴスラビアの歴史的な流れについておさえる
このあたりが今回のポイントです