世界から見た日本の領土問題と民族問題について
世界から見た日本の領土問題と民族問題について考えてみます
・日本の領土問題について
・日本は、明治時代になって近代国家を作ると、侵略や割譲で領土を広げた
※この時に日本は、中国東北部、朝鮮半島、台湾にまで支配を拡げていった
・日本は、第二次世界大戦後は、明治以降に獲得した領土を放棄した
→そのため、日本の領土がかなり縮小した
・日本には、以下のような領土問題がある
→・北方領土問題
→・日本とロシアとの問題
・日本は、固有の領土である国後島、択捉島、歯舞諸島、色丹島の返還を
要求している
・これらの北方領土は、ソ連の権益を引き継いだロシアによって占拠されている
・尖閣諸島問題
→・日本と中国との問題
・尖閣諸島は、中国が領有権を主張している
・尖閣諸島問題は、領海とも関係するため、漁業や海底の資源をめぐる問題にも
発展している
・竹島問題
→・日本と韓国との問題
・日本固有の領土であるが、韓国も領有権を主張している
・日本の民族問題について
※日本の民族問題は、日本に住む外国人についての議論がある
※日本には、韓国、朝鮮系、中国人、ブラジル人など、多くの外国人が住んでいる
・日本の民族に関する歴史的背景について
→・1910年以降
→・韓国併合で、韓国を植民地化した
・この時に、強制連行などによって、多くの人々が朝鮮半島から日本に
移り住んできた
・1950年以降
→・朝鮮戦争が起きた
・朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)系と大韓民国(韓国)系の集団に分かれて、
それぞれが母国との関係を強化して、民族意識を保とうとしてきた
※最近は、二世や三世の若い人々の間で、日本に在住する「在日」としての
アイデンティティを探す動きが活発になってきている
→この背景には、日本に存在する朝鮮民族への差別や疎外感と戦う必要があった
という歴史がある
・1980年代
→・ブラジル、フィリピン、イランなどから多くの外国人労働者が日本に入って来た
※この動きは、日本と他国との利害が一致していたことで起きた
→日本は、重工業、建設業、サービス業で労働力が不足していた
→発展途上国の人々は、日本の高い賃金が欲しかった
※ただし、日本は専門的な技術を持っていない未熟練労働者の受け入れを
認めていないことがあり、移民を積極的に受け入れてきた他の国々と
比べると、外国人の割合が少ない
・日本政府は、以下のような行動をとっている
→・日本政府は不法労働者を取り締まった
・一方で、研修生制度を設けて、発展途上国の若い人々が日本の工場で
研修を兼ねて働けるようにしている
・日本は、少子高齢化が進むにつれて、外国人労働者を使って労働力を補っていくことは
避けられない
※しかし、外国人による犯罪が目立っているという問題もある
=そのため、今後は国境の管理を徹底して、合法で迎え入れた外国人については、
労働条件や様々な権利を日本国民と平等にしていく必要があると言われている
ポイント
・日本の領土問題についておさえる
・日本の民族問題についておさえる
このあたりが今回のポイントです