ソフィストについて -プロタゴラスとソクラテス-

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投稿者:       投稿日時:2013/11/14 22:51      
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プロタゴラスと、ソクラテスについて考えます

 

 

・ソフィスト

 ・ソフィストの代表に、プロタゴラスという人がいる。

 ・プロタゴラス-・「人間は万物の尺度である」という言葉を残した

          意味:基準は人間だが、その人間は一人ひとり見方が違い、

             絶対的に正しい答えはなく、そもそも生き方が全員違うと考えた

         

         ・この考え方から、プロタゴラスは相対主義(他と比較して考える)を述べた

  

 →このようなソフィスト達を批判する人が現れ、その代表がソクラテスだった

 

 

 

・ソクラテス-ソフィストの一人だが、プロタゴラスの考え方を批判

 

 ・ソクラテスの考える弁論術

  →誰かとの対話の中にある、矛盾と無知を指摘することで、

   正しい人間の生き方を見出すもの

   ※多くのソフィストは、自分の考えを押し付けて

    言い負かすのが弁論術だと考えていた

 

 ・ソクラテスのこの考え方を実現するためには、問答法(助産術、産婆術)が良いと考えた

  ・問答法とは・・すでに分かっていることから始めて、

          相手と同意しながら一つの結論を導くこと

          →そのために、自分は相手に質問をする役に回り、

           相手が質問によって自分自身で理解する手助けをすることが

           大事だとした

 

   ※なぜ、問答法が良いのか

    →・自分と相手でロゴスを共有できるから

     ・相手ではなく、質問をする自分が何を知らないかに気づくことができるから

 

 

・ソクラテスの考え方

 

 ①無知の知

  ・ソクラテスは、無知の知が大切だとした。

   ※無知とは・・お金や名誉を重要と思い、魂(≒心)を気にしないこと

          →この時に、魂の大切さに気づくことを、無知の知と言った。

   (無知の知は、自分が何も知らないことを知るべき、ということとは、異なる)

 

   ※デルフォイの神殿というところに、「汝自身を知れ」という言葉が書かれていた

    「汝自身を知れ」の本当の意味とは・・

     →自分が無知であることを知れ、という意味が含まれていた

 

 

 ②善く生きること

  ・ソクラテスは、善く生きることが人間にとって大切だとした。

   ※善く生きることとは・・自分の魂を優れたものにすること

               (=魂への配慮・魂の世話と言う)

   

  ・では、どうすれば自分の魂を優れたものにできるのか

   →人間の魂に備わっている善さ(=徳、アレテー)を知ることが必要だと考えた

   

   ※なぜ、徳を知ることが必要なのか

    →人間は、徳を知らないと徳を行動に反映できないと考えた

     (これを、知行合一と言う)

    →また、徳を知った上で行動すると、幸せになれるとも考えた

     (これを、福徳一致と言う)

 

 

ポイント

・プロタゴラスが、「万物は流転する」と言い、相対主義の立場を取った

・ソクラテスはプロタゴラスを反論し、問答法を重要だとした

・ソクラテスは無知の知が大切だとした

・デルフォイの神殿の「汝自身を知れ」という言葉の本当の意味を理解する

・ソクラテスは、善く生きることために、魂の配慮が大切だとした

・徳を重視して、知行合一、福徳一致を目指すことが大切だとした

 



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