朱子学と陽明学について

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投稿者:       投稿日時:2013/11/15 02:14      
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朱子学と陽明学について考えます

 

 

・朱子学と陽明学が誕生するまでの経緯

 →①漢の時代に、四書五経を代表とする儒教の古典が成立した

  ②その後、儒教の四書五経の内容を解釈していくための学問として、

   経学というのが生まれる

  ③経学の中で、四書派と五経派に分かれる

  ④五経の字や句点などの解釈をする訓詁学が、五経を使って発達した

   また、四書を解釈する朱子学と陽明学が、四書を元に誕生した

 

   →ここでは、朱子学と陽明学の考え方を見ていく

 

 

・朱子学

 ・完成させたのは朱子という人で、朱子は理気二元論を打ち立てた

  ※理気二元論とは・・全てのものは理と気から出来ている、という考え方

   ・理:宇宙から人間まで、全てを支配する最高のルールの根本のこと

   ・気:全ての物を作るための物質のこと(ただし、具体的に何かは分からない)

    ※朱子は、気の中に理があると考えた

 

   →この2つが互いに効果を表すことで、全てのものは成り立つとした

 

 ・朱子のもう一つの考え方

  ・朱子は徳治主義を発展させて、自己修養(修己)の考えを生み出した

   ※自己修養:よりよい徳治主義のこと

 

  ・朱子が自己修養を達成させるために考えたこと

   ・朱子は、-・自分の中にある理に基づいて、欲を抑えて言動をつつしむ=居敬

         ・外の物の一つ一つの理を極める=格物窮理

     →この2つを重視した

 

 →居敬と格物窮理を合わせて居敬窮理と言い、この居敬窮理によって、

  知(智)を極めるべきだとした

  =この考え方を格物致知と言う

 

 

 

・陽明学

 ・王陽明(王守仁)が提唱し、朱子学を批判した

 

 ・王陽明の考え方

  

  ・王陽明は、人間の心がそのまま理である(=心即理)と考えた

   ※朱子は気の中に理があるとして、気と理を別々に考えたため、

    王陽明は朱子を性即理だと考えた

  ・心即理には、元々良知(良い知)があるとした上で、

   良知を窮めること(=致良知)を目指すべきだとした

  

  →この2つから王陽明は、「知」を知っていても、活用しなければ意味がないと考えた

  →そのため、王陽明は実践を重視した考え方(=知行合一説)を主張した

   ※知行合一説:知識と行動は一体である、という考え方

          =知識を行動に反映させないと意味がない

 

 

ポイント

・四書五経の解釈の一つとして、朱子学と陽明学が生まれた

・朱子学の中心は朱子で、朱子が理気二元論を打ち立てた

 ※理と気と理気二元論の考え方を抑える

・朱子は自己修養の考え方を生み出した

 →自己修養達成のために、居敬窮理によって知を窮めるべきだと考え、

  この考え方を格物致知と言う

・王陽明が陽明学を提唱し、朱子学を批判した

・王陽明は心即理を考え、朱子学を性即理とし、心即理で致良知を目指すべきだとした

・王陽明は、知を知っていても、活用しなければ意味がないと考え、知行合一説を主張した



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