ホッブズについて
ホッブズについて考えてみます
・ホッブズについて
※ホッブズがいた時代のイギリスは、ピューリタン革命という出来事の時の時代であり、
その時に「リヴァイアサン」という本を書いたという背景がある
・ホッブズの考え方について
・ホッブズは、人間を「自己保存の欲望をどこまでも追求する利己的存在」だと考えた
=要は、一人一人が自分の欲望を満たすために自然権を使うことが出来る状態が、
自然状態だと考えた
※しかし、自然権が人々全員が持っていても、自然状態自体は
権利を何も持っていないと考えた
→そのため、人々は欲望を求めたとしても、統制する環境が無い状態になるので
危険だと考えた
=このような考え方を「万人の万人に対する戦い」という
→・上のような考え方からホッブズは、
一人一人が個人や団体に自分の全ての権利と意志を譲渡するべきだ
という考えを生み出した
・また、譲渡することが人々によって認められ、人々がお互いの譲渡という
社会契約によって作られたものが国家だと考えた
※ホッブズは、社会と一度契約したから、人々が社会に反抗することは
許されないと考えた
=ということは、国家はリヴァイアサン(「旧約聖書」に出てくる怪獣のこと)の
ような強い力が無いと社会をまとめることはできないと考えた
→以上のような考え方から、ホッブズは、
君主制を肯定しつつ、国家は個人の自然権を土台に、個人同士の契約からできたと考えた