ロックについて

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投稿者:       投稿日時:2013/11/15 16:12      
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ロックについて考えてみます

 

 

・ロックについて

 ※ロックは、基本的に自然状態というものは平和な状態であると考えていた

  →理由として、ロックが「所有権」(自分だけのもの)は誰にも邪魔をされない

   絶対の権利だと考えたからだと言われる

  

 ※「市民政府ニ論(統治ニ論)」や「人間悟性論」などを書いた

 

 

 

 ・ロックの考え方について

 

  ・ロックは、自然権には、他人を侵害してはいけない、という自然法の効果が

   備わっていると考えた

  ・人々が共有する自然のもののうち、労働で得たものは

   自分だけのものとして良いと考えた

  ・それぞれが自分の生活を維持するレベルで満足して、残りの所有権は

   譲り合うことが良いと考えた

   →このような条件がそろっている状態を自然状態と考えたため、

    自然状態は基本的に平和な状態だと考えた

 

  ※ロックは、政治による社会も必要だと考えた

   自然状態があれば十分かもしれないが、なぜ政治による社会が必要なのか

 

 

   ・ロックは、誰かが他人の自然権を侵害した時に、侵害した人を罰する権利を

    個人に任せると、人々の平等が保てなくなると考えた

    →そこで、自然権を維持するためには、罰する権利(制裁権)を

     国家に委託する(任せる)べきだと考えた

     ※ホッブズは国家に全てを委託したのに対し、ロックは制裁権だけを委託した

 

 

   ・しかし、国家に制裁権があるからといって、国家が人々を侵害するのは

    よいことではなく、国家が人々を侵害してきた場合、

    平和が保てなくなる可能性がある

    →そのため、もし国家が人々を侵害してきたら、

     人々は抵抗権や革命権を使っていいと考えた

 

 

   ・ロックは、国家の権力がより正しく使われるように、

    権力の分立を行うことが大切だと考えた

    →ロックは、権力を、立法権、同盟権、執行権の3つに分けて、

     中でも立法権を優先させた

 

   ※ロックは、上のような考え方のため、名誉革命という出来事を

    擁護したと言われている

   

   ※ロックの考え方は、個人を重視する、所有権を重視する、という立場だったので、

    アメリカ独立宣言やフランス人権宣言、日本国憲法の基本的人権などは、

    ロックの考え方が土台だと言われている

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