雇用と労働の環境はどのように変化しているのか

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投稿者:       投稿日時:2013/11/17 13:19      
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雇用と労働の環境について考えてみます

 

 

・日本の雇用の状況の変化について

 

 ・昔と今で雇用の環境が変わってきていると言われている

 

  ・昔・・日本的経営方式(終身雇用、年功序列型賃金、企業別組合)が中心だった

       →この方式が日本の経済を発展させてきたと言われている

 

   ※なぜ日本的経営方式が日本経済を成長させたのか

    →・労働者は、ずっと同じ企業にいるので、企業へ尽くそうという気持ちが芽生える

     ・経営者は、ずっと同じ企業を経営し続けるので、

      長いスパンでの設備投資を行うことができる

      →この2つが大きいと言われている

 

 

  ・今・・不況が深刻になったこと、経済がグローバル化してしまったことなどが影響して、

      日本的経営方式が弱くなってきていると言われている

      →その代わりに、「効率」を最優先して考える経営方式が

       重視されるようになった

 

 

   ※企業が効率を優先した結果、何が起きているのか

    →・人へのコストを減らすために、リストラを行う、

      非正規雇用者(パート、アルバイト、派遣労働者など)を増やす、

      などのような動きを行うようになった

 

     ・効率を求めるために、即戦力が必要になってきたので、新卒ではなく、

      中途採用などが増えている

 

     ・雇用の流動化が増えている

      ※雇用の流動化・・労働者が一つの企業にずっといるのではなく、

               何回も職業を変えること

               →正社員ではなく、非正規労働者の状態で会社に

                働き続ける状況も雇用は流動化していると言える

 

 

      ※雇用の流動化には、メリットとデメリットがあると言われている

 

       ・メリット

        →・企業が、経済の状況に合わせて労働者の数や雇用の状況を

          コントロールすることができる

 

       ・デメリット

        →・労働者の雇用の状況が安定しなくなる

         ・正規雇用者が長時間労働という厳しい状況になってしまう

         ・非正規雇用者の賃金が低くなっていく

 

  

       

 

・雇用の環境はどのように変わってきているのか

 

 ・最近では、フリーター(手に職を持たないで、アルバイトなどだけで生活している人)が

  増えている

  ※フリーターは、企業に縛られることがないが、

   正社員への道が無いからフリーターになっている人が多い

 

 ・近年では、ニート(会社、学校に行かず、職業訓練もしない人)と

  呼ばれる若者が増えている

 

 ※フリーターやニートがなぜ問題なのか

  →・フリーターやニートには、将来への希望が無い可能性がある

   ・フリーターやニートが増えると、日本の生産力が落ちる

   ・フリーターやニートは、正社員に比べてお金が少ないので、

    非婚化や晩婚化を引き起こす可能性がある

     ※・非婚化・・結婚しないこと

      ・晩婚化・・結婚する年齢が遅くなること

 

 

 →現在では、雇用や労働の環境に合わせるために、下のようなことが大切だと言われている

  ・労働者の所得を保障する

  ・再雇用のために、職業訓練を行う

  ・労働者のためのセーフティーネットを強化する

 

   ※その一つとして、ジョブカフェというものが注目されている

    ・ジョブカフェ・・フリーターなどの若者の就職の支援のために、

             国が日本各地に作ったサービスセンターのこと

 

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