現代の政治の制度と仕組みについて

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投稿者:       投稿日時:2013/11/17 17:21      
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現代の政治の制度と仕組みについて考えてみます

 

 

・現代よりも前の政治の制度と仕組みについて

 →現代のような政治の制度と仕組みになるまでに、文化や伝統などの影響による、

  その国々の政治のスタイルの違いなどが原因で、様々な社会問題を解決することが

  できなかったり、民主主義が上手に機能しなかった、という歴史がある

  =そのような状況の中で、現在でも分析が続いている政治体制の一つに、

   ファシズムというものがある

 

 

 ・ファシズムについて

  ・ファシズム・・国家を最高のものと考えて、人々よりも国家を重視して

          進めていく政治の仕組みのこと

          ※人々の自由や権利を暴力などを使うことで抑え込もうとした

           独裁の政治という特徴がある

 

   ※ファシズムは、イタリアのファシスタ党やドイツのナチス政権などが代表的で、

    具体的な行動に、議会政治の否認、一党独裁、労働組合の解散、暴力による自由の剥奪

    などがある

 

   →このファシズムの経験から、多くの政党が互いに競争し合って、

    多くの政党が活動することが重要だと考えられた

    =このような考え方を複数政党制という

 

 

 →ファシズムや民主主義の失敗などの経験があったので、

  以下のような政治の仕組みや制度が出来たり、仕組み自体を見直すようになってきた

 

 

 

 

 

 

・現代の政治の制度と仕組みについて

 →代表的なものに、議院内閣制、大統領制、社会主義体制などがある

 

 

 

 ・議院内閣制について

 

 ・議院内閣制とは・・政府の中心を議会にする、という考え方の制度のこと

           間接民主制の中で最も一般的な制度で、

           イギリスの政治のスタイルを元に作られた

 

 ・議院内閣制の中で、議会の全議席の中で最も多い議席を持っている政党を与党、

  それ以外を全て野党と言う

  ※・与党・・内閣を組み立てて、政治を行い、行政を担当することになる

   ・野党・・政策などで与党と戦い、与党を目指すことになり、与党を監視する役割もある

 

 

 ・政権のスタイルについて

  →内閣を作る時に、単独政権と連立政権の2種類がある

   ・単独政権・・一つの政党で内閣を作ること

   ・連立政権・・二つ以上の政党で内閣を作ること

 

  ※一般的に、政党が離れたりくっついたり、ということが少なく、

   政党が安定してくると、議院内閣制がちゃんと機能すると言われている

 

 

 

 

 ・大統領制について

 

 ・民主主義の中で、議院内閣制と対照的な制度として、大統領制があり、

  代表的な国にアメリカなどがある

 

 ・大統領制の場合、国民は大統領と国会議員の両方を選ぶ

  →選ばれた大統領が行政を、議会が立法を行い、大統領と議会がお互いに監視しあったり、

   権力が偏らないようにする

   ※大統領制では、徹底した権力分立が行われる

 

 ・大統領制の問題点

  ・大統領も議員も一定の任期が保障されているため、

   解散や総選挙で決着をつけることができない

  ・政治の責任が誰にあるかが分かりにくく、様々なことを決めるのに時間がかかる

 

 

 ※アメリカの大統領制の特徴

  

  ・アメリカの大統領の特徴

   ・議会を解散させる権利や法案提出権を持っていない

   ・一方で、議会で決めた法案の拒否権、議会に教書(大統領の意見)を送る権利はある

 

  ・アメリカの裁判所の特徴

   ・憲法の最終解釈権(憲法をどのように解釈するかを決める権利)を持つ

   ・違憲立法審査権(司法審査権)を持つ

 

 

 

 ・議院内閣制と大統領制の違いは何か・・政治の権力を実際に誰がもっているかで決まる

  ※なぜ、このようなことをはっきりさせる必要があるのか

   →議院内閣制と大統領制が混ざっているところがあるから

   例-・ドイツやイタリア・・大統領が存在していても議院内閣制を取っている

     ・フランスやイスラエル・・議院内閣制と大統領制の中間を探している

 

 

 

 

 ・社会主義について

 

 ・社会主義とは・・資本主義を無くして、人々が元々持っている自由と平等を

          復活させようとする考え方のこと

  ※社会主義へ向かう方法として代表的なものに3種類存在する

   ・マルクス、レーニン主義・・革命を起こすことで独裁の権力を得る考えのこと

   ・社会民主主義・・議会制民主主義を土台にして、

            少しずつ社会主義を目指して行こうとする考え方のこと

   ・民主社会主義・・資本主義の中で、社会的な部分(福祉など)を

            変えていくことを目指す考え方のこと

 

 ・社会主義は、基本的に共産党の一党独裁だから、全ての権力が共産党に集中する

 

 ・社会主義の国では、生産手段の社会的所有を土台にして、

  民主的権力集中制という制度が採用された

  ※・生産手段の社会的所有・・モノを作る手段は、国が持つというスタイルのこと

   ・民主的権力集中制・・民主制と中央集権制を足して2で割ったような制度のこと

 

 →しかし、実際は権力分立などは行われなかった

 

 

 ※・社会主義の代表的な国として中国がある

  ・ソ連や東欧諸国も社会主義だったが、1989年に冷戦が終わってから、

   少しずつ体制が変わってきている

 

 

ポイント

・ファシズムを押さえる

・議院内閣制を押さえる

・大統領制を押さえる

・社会主義体制を押さえる

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