オリエント世界の概要について
オリエント世界の概要について考えてみます
・オリエント世界の概要について
※オリエントとは・・ヨーロッパから見た「日ののぼるところ、東方」という意味があり、
今日では「中東」と呼ばれる地域を指す
・オリエント地方は、雨が少なく気温が高いため、砂漠、草原、岩山などがある地域が多い
→そこでは、以下のような環境や生活があった
・羊やラクダを飼育する遊牧生活
・沿海や河川流域の平野
・点在するオアシス
・麦や豆類、オリーブやナツメヤシなどを栽培する農業
※特に、ティグリス川・ユーフラテス川、ナイル川などの大河の流域では、
定期的な増水を利用して、早い時期から灌漑農業が行われた
=そのため、多くの人が定住するようになり、高い文明が発達した
・メソポタミアについて
・ティグリス川とユーフラテス川流域のメソポタミアという地域では、
紀元前3000年ころから都市文明が栄えた
→メソポタミア地域には、アラビア半島やその周辺の高原から
セム語系やインド=ヨーロッパ語系の遊牧民が、
豊かな富を求めて移住して、複雑な歴史を繰り広げていった
・エジプトについて
・ナイル川の影響を受けていたエジプトは、一時は異民族に侵入されるということがあった
→しかし、エジプトはメソポタミアと違い、砂漠と海に囲まれていた
=そのため、エジプト語系の人々が長い期間をかけて高度な文明を発達させていた
※メソポタミアとエジプトを結ぶ交通路の部分にシリア・パレスチナ地方という地方があった
→シリア・パレスチナ地方では、セム語系の人々が地中海の交流に活躍していた
・オリエント社会では、大河を利用した治水や灌漑の目的で、
早い段階から強力な神権政治が行われていた
※神権政治・・宗教の権威によって統治するという政治のこと
→この時に、神様としての王様の権力や信仰する生活の様子を表現するという
独特の文化が生まれた
ポイント
・オリエント世界の概要についておさえる
このあたりが今回のポイントです