インド世界の風土と人々・インド文明の誕生について
インド世界の風土と人々・インド文明の誕生について考えてみます
・インド世界の風土と人々について
※インド世界とは・・現在のインド、パキスタン、スリランカ、バングラデシュ、
ネパール、ブータン、モルジブ地域のことで、
南アジアとも呼ばれる
さらに、ヒマラヤやインド洋沿岸部までの地域も含まれる
・インド世界の人々は、アーリヤ系とドラヴィダ系の大きく2種類に分かれる
※ただし、インド世界には様々な民族、宗教、言語が存在している
・インド世界は、雨季と乾季の差がはっきりしているモンスーン気候帯に属している
→インド世界では、雨季と乾季でそれぞれ作物を作り、それらの農業生産と
牛や羊などの飼育を組み合わせた生産活動が行われてきた
※雨季・・稲、ヒエ、アワなど ※乾季・・麦など
・インド世界では、古くから異民族が進入してきていた
→これらの異民族の多くはそのまま住みついた
※インド世界のまわりは、険しい山脈や海、砂漠などで囲まれていたため、
脱出が難しかった
=結果的に、今まで暮らしていた民族と交流しながら、
独自のインド文化圏を作っていった
・インド文明の誕生とその様子について
・インド亜大陸で最も古い文明は、
紀元前2300年ころのインダス文明だと言われている
→代表的な遺跡に、インド川流域のモエンジョ=ダーロやハラッパーなどがある
※これらの遺跡には、以下のような特徴が見られた
・沐浴場や穀物倉などを備えた煉瓦作りの都市が広がっていた
・現在でも解読されていないインダス文字が使われていた
・多くの印章や、ろくろで作られた彩文土器が発見された
・インダス文明は、紀元前1800年ころからしだいに衰退していった
※しかし、衰退の理由ははっきりされていない
・インダス文明からは、のちのヒンドゥー教の主神だったシヴァ神という神の原型や
牛の像などが見つかっている
→これらは、インド文明の源流をなすものだと言われている
ポイント
・インド世界の風土と人々についておさえる
・インド文明の様子についておさえる
このあたりが今回のポイントです