北方民族の動きについて
北方民族の動きについて考えてみます
・北方民族の動きについて
・ユーラシア大陸では、4世紀から5世紀にかけて、遊牧民の大規模な移動が始まった
※遊牧民の移動の影響を受けて、南方の農耕地帯も大きく変動した
※東アジアでの周辺民族の華北進出も、ヨーロッパ人のゲルマン人の大移動と
関連するこの動きの一部だと見られる
・1世紀なかばに、匈奴が分裂するということが起きた
→すると、南匈奴のなかには中国の内部に移住する人が増えてきた
※その他に、匈奴の別の種類の羯、東北方面から来た鮮卑、西方から来た羌や氐なども
中国に侵入していた
→上の人達は、戦闘力に優れていて、最初は後漢などの王朝のもとで、
傭兵として活動していた
※そして、4世紀初めの中国内部の政治的な混乱に乗っかって、大挙や華北に進出した
=その後は、華北に遊牧民の建てた国が盛り上がったり、滅んだりした
=その一方で、多くの漢人が華北から江南(長江下流域)に移住した
・後漢の滅亡から隋の統一にいたる3世紀半あまりの時期は、分裂と戦争の時代だった
→その過程で、華北では遊牧社会の要素を取り入れた新しい文化が生まれた
→その一方で、江南では開発がおしすすめられた
=結果的に、後の隋や唐の帝国の統一の基礎が作られた
ポイント
・北方民族の動きについておさえる
このあたりが今回のポイントです