イスラームの学問について
イスラームの学問について考えてみます
・イスラームの学問について
・最初に発達したイスラーム教徒の学問は、以下の2つだった
→・アラビア語の言語学
・「コーラン」の解釈のもとづく神学と法学だった
※これらの学問の補助手段として、ムハンマドの発言や行動に関する伝承が集められた
=この補助が歴史学の発達をうながしたと言われている
・当時の歴史学については、以下のような研究がある
→・9~10世紀の歴史家であったタバリーという人は、年代記形式が多い世界史を編纂した
・14世紀の歴史学者のイブン=ハルドゥーンという人は、
「世界史序説」という本を書いて、都市と遊牧民との交渉を中心に、
王朝が誕生したり滅んだりする歴史に法則性があることを論じた
・イスラーム教徒の学問が飛躍的に発達したのは、9世紀初めにギリシア語文献が
組織的にアラビア語に翻訳されてからだと言われている
→イスラーム教徒は、ギリシアの医学、天文学、幾何学、光学、地理学などを学んだ
=それらを、臨床、観測、実験などを使ってより豊富で正確なものにしていった
→インドからも医学、天文学、数学を学んだ
※特に数学(のちのアラビア数学)と十進法とゼロの概念を取り入れることで、
独創的な成果を上げることが出来た
・当時の学問については、以下のような人達の動きがあった
→・フワーリズミーなどが、代数学と三角法を開発した
=これらの開発は、錬金術や光学で使われた実験方法と一緒にヨーロッパに伝えられ、
近代科学に進んだ
・ウマル=ハイヤームという人は、「四行詩集」(「ルバイヤート」)という作品を作り、
数学や天文学に優れ、きわめて正確な太陽暦の作成に関わった
ポイント
・イスラームの学問についておさえる
このあたりが今回のポイントです